或る程度の暖気運転は
夏場でも、エンジン始動して暫くはアイドリング域近辺で回転は不安定。
最低でも1分程度は暖気したいところ。
エンジンの回転が完全に滑らかになるには、温度、潤滑の面から或る程度の時間が必要だけど、この回転が滑らかになる前の運転では、特に、極低速において突然のストールという事が発生する。
どんなに滑らかなスロットルワークを心掛けていても、ストールする時は突然である。
重量車を極低速で扱う時に大事なのは、トラクションである。低速で小道を曲がって進む時、結構バンクしているのが現実。そんな時、ストールすると車体を支える力が一気に失われる。この状態で頼りになるのは自分の体力ということになる。
ストールしても、オットット、、、とならないようにするには、車体をバンクさせず、ニュートラル状態でも曲がれるように大回り気味にゆっくり走る事になるけど、それは如何にも格好悪い。
極低速であるほど、エンジンをストールさせるのは結構危険。ダメージは無いけど、見た目が悪い。
ということで、エンジン始動して暫くは、特に慎重に扱うのが大事。
そういえば、大昔、免許を取得する時のクランク走行では、普通は二速を選ぶけど、受験時はギア抜けによる失速リスクを嫌って、アクセルワークが若干シビアになるけど、ギア抜けリスクの無いローギアを選んだ事を思いだした。
低速域の走行では、ギア抜け、ストールといったトラクション抜けが一番怖い。
これは基本中の基本だけど、乗り慣れる程忘れがちになることでもある。
単車の場合、極低速でストールリスクが生じない程度に、回転を滑らかにさせて動かすのがリスク防止の鍵でもある。
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