4WDはスバル!?
という印象が非常に強い。
その根拠は歴史と伝統、そして、シンメトリカル4WDという宣伝文句、、、刺さるのだろう。
スバルの4WDといえば、レオーネの4WDを思い浮かべる事が出来る。レオーネの4WDというと、パートタイム式の4WDで、乗用車タイプのボディにパートタイム式4WDという組み合わせ自体が国産車では稀な存在で、林道等の悪路走行前提の仕事には欠かせない車両として認識されていたのである。
元々は電力会社のリクエストに応えて生まれたのが切っ掛けで、乗用車タイプの4WDとしては先駆けとなったモデルである。
ただし、乗用車として普通に使える4WDとしてセンターデフを採用したフルタイム4WDとしては、現代において、どっちが4WDとして優れる?と引き合いに出されるi-Activ 4WDを擁するマツダのBF型ファミリア4WDターボが最初である。
ラリータイプのスポーツ4WDとしての先駆け的存在というのは、ファミリア4WDターボのマツダだったのが興味深い。
因みに、ファミリア4WDは、ラリー専用モデルでGT-Aeというモデルをラインナップするなど、スポーツ4WDの創成期の中では欠かす事の出来ないモデルであった。後にBG型ではGT-X、GT-R、GT-Aeと最終的には1.8Lで210PSを発揮し、前後不等トルク配分(43:57~60:40の可変)のフルタイム4WDであり、現代の多くの4WDシステムの始祖とも言えるシステムなのである。後のインプレッサ等のフルタイム4WDの雛型とも言えるモデルだったのが興味深い。
スバルは実用4WDとして歴史を積み重ねていたものの、スポーツ4WDとしてはマツダが先んじていたのである。時が流れ、ファミリア4WD亡き後、再び性能に4WD性能に注目が集まっているマツダは究極の生活4WDといわれている。勿論、マツダはi-Activ 4WDを生活4WDとは言っておらず、ファミリア4WDで確立したトルクスプリット式4WDの経験を踏まえた上で理想の4WDとして求めて辿り着いた形ということ。ただ、それと較べられているスバルのスポーツ4WDがファミリア4WDからの発展形となっているのは、35年前と立場が180°入れ代わっており、実に面白いものである。
ただ、個人的に究極の4WDといえば、、、、35年前のスバルのパートタイム式4WDかな?と思う。今なら、スズキのジムニー系の4WDかな?と思ったりする。シンプルで信頼性の高い、、、、というと、やはり、切り換え式、、、これが一番のような気もする。
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