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2018年6月28日 (木)

新型クラウン

今度のクラウン、なかなかカッコイイ。元々、アスリートとかロイヤルとか、シリーズ訳されている事自体がガキっぽい印象だったので、その辺が整理されて、所謂、『ザ・高級セダン』という感じで良い感じである。時代の流れで4気筒中心のラインナップだけど、それでも3.5LのV6ハイブリッドがクラウンとして存在しているし、サイズも悪くないし、シャーシの最新のモノということで、トヨタの国内向け高級セダンとしての風格が保たれている。

今回のクラウンが高級セダンとして悪くないと思う理由、それは、先代クラウンが個人的には非常にチープな感じに見えてきたからというのも一つの理由。

久々に高級セダンの新作登場という印象である。先代迄のモデルはレクサスに遠慮したような感じで、言ってみればFR版カムリ的な佇まいのクラウンで、デザインも幼稚で、メカニズム的にも、『それって、クラウン?』という印象が強かったけど、今度のクラウンはトヨタがこのカテゴリーで使える良いコンポーネントを遠慮無く組み合わせて作ったという印象である。十数年ぶりに、やっと国内向け高級セダンが登場したという印象である。

先代の210系とかは、最初から最後までクラウンという感じが無かった。200系をコストダウンして若者に媚びを売って作りました的な印象。クラウンの迷走はゼロクラウン辺りで、何処に向かうの?という感じを受けて、200系で少し戻ったけど、コスト要求で大幅にコストダウンしたのが210系というイメージである。
歴代を眺めてみてクラウンらしさを貫いていたのは140系、或いは、百歩譲っても170系迄で、それ以降は迷走の歴史というイメージが強い。

ホントのクラウンといえば、やはりフルフレーム構造の140系、その後は直6の170系迄は、辛うじてクラウンの個性を引き継いでいたように見える。しかし、以後は迷走の歴史で既存の技術でクラウンを表現するのに、何処を落とし所にする?が定まっていなかった時代のようにも見える。価格体系的にトヨタ車でレクサスの下の何処か適当なポジションを探す存在だったように見えるけど、今度の新しいクラウンは、現代の技術を使って国内向け高級セダンならではの位置を見つけ出して、立つべき位置に立ったという印象である。

やっと、フルフレーム+直6ではない、今のパッケージで現代の高級セダンらしさを表現出来る位置に戻ってきたという印象だ。ただ、新しいモデルがクラウンという名前に相応しいか?というと、未だそんな感じはない。トヨタブランドの国内向け高級セダンではあるが、果たして、クラウンという名前に相応しいか?と言えば、今後の進み方次第かもしれない。

もしかしたら、、、センチュリーのダウンサイジングで作った方がクラウンという名前に相応しかったかもしれない。

個人的には、クラウンという名前なら140系以前のモデルが良いなぁという気がする。

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