中間排気量
90年代以前の中間排気量というと、玄人好みでスペックではなく実利で選ぶ人が多いクラスという風に言われてきた。
しかし、今時の中間排気量というのは、素人向け、初心者向け、エントリーユーザー向けで乗り易いという風に言われている。
まぁ、内容的には、どっちも乗り易いのは確か。ベテラン、玄人が乗りやすいからチョイスする。そんなクラスが今は初心者向けに乗り易いと勧められる。
ただ、同じ乗り易いでも、乗りやすさの定義は大分違うような気がする。
ベテラン向けに乗り易いというのは、一回り小さな車体に大きなパワーで、一クラス上のカテゴリーと同等以上の能力を引き出すのが簡単という乗り易さの定義だ。
しかし、エントリーユーザー向けに乗り易いというのは、もっと低次元の話。エンジンが掛け易いとか、エンストし辛いとか、パワーが必要十分に抑えてあって怖くない、、、
同じ乗り易いでも全く違う。
昔のミドルクラスといえば、一つ下のクラスに、スープアップしたエンジンを搭載というのが基本。それ故に、能力は結構激しいモデルが多かったけど、今のミドルクラスの味付けは違う。中にはスケールアップ版のミドルもあるけど、専用設計のミドルクラスが多い。
最近、中間排気量クラスで、次期愛車を選ぶために試乗を重ねてきたけど、乗れば乗る程違う感が大きくなる。
この度、NC750S、SV650ABS、MT-07等に乗ったけど、全部違う。基本、この辺は好みでない。乗り易い=マイルドとは違うのである。小さな車体に一回り太いトルクフルなエンジンというのが理想なのである。自分の求めるミドルクラスは、高いパフォーマンスが簡単に取り出せるようなモデル。例えば、Z550FX、Z750FX2、RZ350、SRX-6、初期SV650S、、、こういうのが好み。
ホントはSVを買い換えようか?と思ったのだけど、有り得ない。何で新しいSVは、あんなになったんだろうか、、、、、超残念。ネットのインプレ記事見ていて凄い期待していたのだが、、、、
雑誌のインプレライダー等のコメントが好評過ぎるのに、物凄い違和感を感じる。絶対、嘘だ。少なくとも新型SV650ABSなんかに乗って、格上と一緒にハイペースで走ろうなんて思わない。物足りなさすぎる。
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