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2018年7月25日 (水)

飽和水蒸気量の変化

昨日の記事で猛暑日の運動について方針を変更したけど、その理由っていうのは温度域による飽和水蒸気量の変化量の違いが大きな原因。懐かしの飽和水蒸気量。中2の理科二分野くらいだったかな?
これによると、気温10℃で9.39g/m3、15℃が12.8g/m3、20℃が17.2gm/m3、25℃が23.0g/m3、30℃が30.3g/m3、35℃が39.6g/m3、40℃が51.1g/m3だ。

飽和水蒸気量は高温域程、右肩上がりで増加するのが特徴である。人間が快適と感じる25℃以下では温度差5℃で飽和水蒸気量差は5g/m3程度。しかし、30℃以上では温度差5℃で飽和水蒸気量差が10g/m3以上に急増する。

猛暑日以上で気温が35℃を越える状態では飽和水蒸気量は40g/m3越えとなる。

これで、日本の夏、湿度は?というと、最高気温を記録する時間帯で60%程度だ。35℃で湿度60%というと、40g/m3×60%=24g/m3ということ。これで、陽が暮れて夜間気温が30℃だとすれば、湿度は80%近くになる。日中の気温が40℃近くになると、50g/m3×60%=30g/m3だから夜間気温が30℃で100%ということ。つまり、猛暑日で35℃以上となると、夜間湿度は80%以上ということになる。

日本の夏、猛暑日という条件は、日中は強烈な日差しで熱射病になりかねないし、陽が暮れると、多湿故に、温度が下がった分湿度が強烈に上昇する。つまり、運動して発汗しても汗が体表面から蒸発しなくなるので、体温が下がらなくなるのである。夜間は気温自体は30℃程度迄抑えられたとしても、逆に湿度が急上昇して体温調節が出来なくなる。つまり、身体に熱が籠もる状態となり、やはり熱中症となる訳だ。

夜間に運動するならば、日中の温度が特に35℃を越える時は、飽和水蒸気量の変化から考えると厳しいという事になる。
気温辺りの飽和水蒸気量が少ない領域では、気温低下による湿度低下が顕著であり、運動するならば、そういう温度域を選ぶのがリスク軽減には必要と言える。

日中の気温が高い時に運動するのであれば、海風、山風等によって大気がしっかり移動した後、エリアの湿度が下がった状態で行うのがベストといえる。そういう意味では、日没後間もない時間帯の夜間ではなく、日の出前後で大気が入れ替わり、日射によって気温が上昇する前の運動がベストと言う事になる。夜間運動を行うのであれば、日中の温度が30℃以下の時というのがベストのように思う。

運動や夜間ではなく早朝、、、、これがリスク回避にはベストな選択。夜間運動は夏場に行うのであれば、室内限定で空調を掛けて温度、湿度を適切な状態で行うというのが必要かもしれない。

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