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2018年7月10日 (火)

梅雨明け宣言も、、、、

西日本豪雨の翌日、例年より早い梅雨明け。
月曜から、オーバー30℃の晴天が続くという。
停電、断水の被災地は、過酷な避難生活が強いられる。
ところで、元の生活に戻るのはいつか?というと、同時多発的な被害と物流寸断で全く見当が付かない。

団地を襲った土石流の除去と対策は?といえば、広島市北部豪雨でガレキ撤去だけで数ヶ月を要したけど、同じ様な所が、散在しているので、同等以上の時間を要するだろうし、砂防ダム等の整備は?といえば、北部豪雨後4年経過しても完全には出来上がっていないので、相当な年数が掛かりそう。今回の土石流発生地は?といえば、北部豪雨被災地である八木地区以上に重機搬入が難しそうな狭く勾配の急な谷筋が多いので、ガレキ撤去、整地には相当な時間が掛かりそうだ。畑賀地区、坂地区、口田地区、矢野地区、熊野地区、呉地区と報道されただけで六ヶ所もある。全てを同時に進めるのも簡単ではない。何と言っても、広島だけでなく、近県も同様に被災している。

更に、今回は団地だけでなく、物流網も寸断されている。復旧には資材搬入が必須であり、そのためには物流網が機能しているというのが大前提である。その前提が崩れているのが厳しい。
物流の大動脈である山陽道は志和トンネル付近での土砂崩れで、恐らく復旧には一週間以上は掛かりそう。
国道二号線、中野付近での流出は、想像以上に広範囲であり、この道路の復旧には数ヶ月を要するかもしれない。まぁ、東広島バイパス、西条バイパスを使えば東西の流れは維持できるけど、従来三路線あった道路が一路線で賄えるか?というと、明らかにキャパシティオーバーだろう。
鉄道といえは、先ずは山陽本線だけど、瀬野駅界隈での土砂被りは、土砂の撤去で一週間程度か?ただ、問題は、本郷河内間での鉄路での線路流出、、、これは、復旧に数ヶ月かかるかもしれない。貨物運搬には大きな影響を及ぼしそうだ。また、芸備線の三篠川鉄橋流出も厳しそう。

広島呉間の広島呉道路、国道31号線の復旧も相当掛かりそうだ。

梅雨明け後、この夏は猛暑が予想されているけど、この復旧工事は迅速さが求められるが、その作業は過酷を極めそうだ。

今回は坂地区、広島湾の西岸エリアの被害が多いけど、梅雨明け後のベイサイドビーチ坂も今年は営業どころでは無さそう。観光収入の面でも打撃は小さくない。

こんな状態で、最近多発している地震の総仕上げとして、南海トラフでも生じて、津波が瀬戸内にも侵入してくると、トドメだろう。瀬戸内での津波高は2~3mと言われているけど、低地の広島市内は、港湾部から二号線を過ぎて平和公園辺り迄が浸かる可能性がある。
そうなれば、物流は完全に分断されて、どうにもならなくなる。

まぁ、そんな最悪なシナリオは無いだろうけど、可能性としてはゼロではないような気がするし、何か、嫌な予感もしなくはない。

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