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2018年7月12日 (木)

河動閉塞

この度の土砂災害で濁流が住宅地に流れ込むのは、標高で150m以上の連山に見られる沢から流れ出る小さな川である。この川というのは、広島なら太田川に注ぎ込むけど、注ぎ込む川幅は?というと、精々数メートルである。通常は流れる水の量は川底から十数センチレベルである。標高で100mレベル以下の単山系の山にひあ、沢から川というようなもの存在しない事が多い。
山に川の流れがあるかどうか?というのは、河動閉塞があるかどうかの判断ポイントかもしれない。
そんな川は、場所によっては暗渠になって見えなくなったり、川として露出している場合は、川を跨ぐ小さな橋が沢山架かっていたりする。

通常時はそれで問題無いけど、沢の上流で土砂崩れが起きて沢に土砂が流れ込んで土石流になると、広島の山の場合、勾配が急勾配であることもあり、その沢を源流にする小規模河川を大量の土砂瓦礫を含んだ泥水が一気に駆け下りる。その河川自体が狭く浅いために、急に流れる土石流によって河川は溢れんばかりとなる。土石流故に、流動性土砂だけでなく、大きな岩石、流木も大量に流れるけど、これが川に架かった橋の橋脚に引っ掛かったり、暗渠によって流路面積が制限された流路無いで引っ掛かったりすると、川の外や、暗渠に接地されたグレーチングから土石流が大量に河川外に流出する。

小さな川であっても、それが瓦礫や岩によって塞がれると、一気に溢れ出す訳だ。そう考えると、山の斜面ではない平野部であっても、背後に沢から流れる河川を抱える連山が控えるエリアというのは、油断できないようである。

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