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2018年8月 2日 (木)

70年代のVツイン

我が家のVツイン、CX、SV、BTの三台。何れも古いバイクだけど、単車の年式ではなく、エンジンの開発年次で並べると、一番古いのが1977年のGLをルーツとしたCX、1982年のXVをルーツとしたBT、1999年のSVとなる。エンジン自体はSVが一番モダンということになる。
なお、SV以外は全てツアラー用のエンジンで、基本は大人しいキャラの筈のエンジンである。

しかし、実際に乗ってみて、鼓動感に溢れ、回転上昇が活発で、一番上迄回るのは?というと、三台の中ではCXのエンジンが一番アグレッシブな印象である。上限の10000rpm迄、何の躊躇もなく一気に回る。回転上昇に苦しげな感覚は皆無。それでいて、アイドリングのチョイ上から明確なパルスを感じさせて強力に加速する。
SVも活発なエンジンだけど、エンジンのキャラクターを比較するとSVはマイルドな感覚で、CXの方が元気な印象。

エンジンの始動性等は新しいSVの方が優れるけど、キャラクター的にはSVのVツインエンジンよりもCXのVツインエンジンの方が数百倍は面白い。不思議なモンである。

因みに、BTのSVやCXとは全く異なるキャラクター。回転上限も低く、直ぐ点火カットのリミッターに当たってしまう。エンジン自体はもっと高回転迄回る能力がある筈だけど、タコメーターなんぞ見ずに加速すると、いつの間にかレブリミットに当たっている感じ。回転上昇は穏やかで、トルクの出方もマイルド。CXとは正反対のキャラクターである。

GL/CX系のエンジン、これは非常に面白い。市場に流通している数は極少ないけど、機会があれば楽しんでみるのはお奨め。70年代に生まれたこのエンジン、今の時代でも個性に溢れている。こういうキャラクターのエンジンが登場しないものだろうか?

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