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2018年8月 8日 (水)

ドライブトレーンの今昔

今時のスポーツサイクルのカセット段数といえば、11段が標準。それ以下はエントリーモデルとなっている。
11段といえば、トップが11Tだとして、1T刻みならローで22Tだけど、現実的に1T刻みは有り得ない。実際、ラインナップされているカセットセットは?というと、11-25T、11-32T、14-28T辺りがラインナップされているけど、従来のセットとの大きな違いは、ロー側の歯数が28T、30T、32Tという大きなギアが選べるということ。
結構大きなレンジとなっている。
フロントの歯数差は53-39Tで14T~46-36Tで10Tは従来と差程差異は無いとして、FRでメカ側に求められるキャパシティは結構大きなものとなっている。
結果、どうなっているか?というと、Rメカのゲージが長くプーリーの間隔が非常に間延びして広くなっているのが特徴。SSモデルでもプーリー間は結構広く、一昔前のMTB用のRメカの如くである。
まぁ、これがトレンドなのだろうけど、個人的にはロードバイクらしくなく格好良いとは思えない。

ロードバイクがロードバイクたる由縁というのは、高速走行に特化したシンプルな格好良さというのが70年代的なイメージであり、それに見合った脚力の持ち主が乗るという、乗り手を選ぶバイクというのがロードバイクで、それ故にドライブトレーンも見合った人以外を寄せ付けない格好良さがあったように思う。
当時のドライブトレーンは?というと、フロントの歯数差は10T程度、フリー側も13-21Tとかで歯数差は10T以下が普通。トータルキャパシティで20T程度のもので、その程度のチェーンの弛み取りだけがRメカに求められるモノで、Rメカのゲージも超コンパクトで凝縮した格好良さを保っていたように思う。ジュビリーレーシング辺りのデザインは今のメカの形と全く異なる美しさだったように思う。

今時のドライブトレーン、超ワイドなレンジ、クロウスしたレシオを両立するために生まれた形だろうけど、その機能の獲得の変わりに、美しい佇まいを失っているような気がする。また、如何にチェーンやスプロケを薄く作ったとしても、11段もの段数を実現するためには、駆動系に掛かる負担は小さくないようにも思える。エンド幅が120mmで段数が5段、6段の時代と比較すると、実質的なフリクションや耐久性という面では案外失われている部分も少なくないような気がする。

今のロードのドライブトレーンというのは、昔ならスポルティーフ的なドライブトレーンに近い構成のように見える。脚力の無さをドライブトレーンの機能でカバーするというのは、ロードバイクというのが一部の者のための存在で無くなったようで、少々寂しいものである。

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