空とぶタイヤ?空乗る自転車!
車でコンビニに買い物に行って、帰宅中、時速20km/h弱で走行中の出来ごと。
走る場所は道幅で5mの道路、センターラインは無し、走る位置は、左端から80cmの位置を走行中、前方のT字路に差し掛かった時だ。T字路は直進に左から枝道が合流する道で、直進路をゆっくり上っているのが自分の車。この時点において自転車と交差点角迄の距離が4m、自動車と角迄が3mだ。この時点での車の速度はGPS記録で14km/h、映像解析しても最高で18km/h程。
次が自転車が視界に表れた瞬間。それぞれが1m弱進んでいる。
T字路の手前3mの位置、枝道から下ってきた自転車が完全逆走で目の前に現れた。
ハンドルでの回避操作開始、自転車とT字路角が3m、車とT字路角が2m、距離で5m程だけど、車が回避しても自転車はそのまま突っ込んでくる。
更に右方向に回避を試みるも速度を失っているので進路移動量は極僅かだ。
次の瞬間、ドライブレコーダーの視界から消えて、車体の左側面をブレーキレバーの末端と前カゴをぶつけて擦り付けながら車体の左リアフェンダー位置で停止。事故の形態として斜め前方から横っ腹に自転車が突っ込んできたというモノである。ハンドル回避で車体を中央に寄せたけど、左ボンネットのウオッシャー位置と前方の塀の位置関係から判断すると、僅か30cm程だ。
まぁ、正面衝突は回避したけど、自転車は逆走突進し、何もする事なくこう着状態でブレーキレバーとハンドルを車体に擦りつけながら転倒することなく停止、、、、
レコーダーの秒は同じで、自転車は車体中央部から後部に到達。車体長が4.2mだから、自転車は1秒間に進んだ距離は6~8mであり、自動車が進んだキョリは2~3mである。
つまり、この区間の平均速度は自転車が22~28km/hである。同じく自動車の平均速度は11km/hである。
衝突直前の最高速度は逆算しても20km/h未満、ドライブレコーダーで自分の車の走行速度は最高でも18km/h程、時間単位に移動する距離を計算すると、逆走しながら下ってくる自転車の速度は車体を擦りながら停止したとしても1秒間に8m以上進んでいる。減速速度を入れても1秒間の平均速度は22~28km/h程、突入時は初速で30km/hくらいだろう、、、、まぁ、下り坂で電動アシスト自転車を漕ぐと、そのくらいの速度には簡単に到達する。
この自転車、トマホークミサイル?テポドン?ノドン?って感じだ。
ブレーキレバーとステンレス製前カゴの攻撃で車体には一直線で前方から後方に、深い切り傷を受けた。
直後、自転車は基本的に損傷無しとの話で、中学生は塾があるから、すぐに立ち去りたいという。しかし、接触している訳で、警察への報告義務を怠る事は出来ないとの理由で、110番して警察を呼ぶ。まぁ、こういう事になると、怪我がないからと言ってスルーさせて車の修理代を自腹で払う気も無い。当然、保険を使う訳だ。ただ、本人的には警察に通報したく無かった様子である。
警察の事情聴取においては、双方の言い分があるけど、面白かったのは、当初は自転車はほぼ停止していたところに車が突っ込んできたとの言い分。その後、車が見えたので、冷静に進路を変えたら車が迫ってきたとの話、、、、話が二転三転、、、嘘吐きか?それとも、母親が恐いのか?
自分の言い分は、レコーダーがあるので、これを見て判断して下さいとの説明。因みに、ドライブレコーダーは、フロントウインドー中央、フロントウインドー助手席前、リアウインドーで撮影しているので、変な言い訳をせず、聴取では映像を見せて、この通りと伝える。映像の通りに説明して何の嘘もつかず、そのまんま報告。現場検証では、動画を収録して終了。速度、走っている位置、ハンドル操作の状態を画像を見ながら説明しただけだ。警官の意見としては、仮に事故にしても大した事にならないので、それ程心配しないようにとのこと。ただ、逆上した親の話は、『ふんふん』と聞いておいた方が良いですよとの事。
一応、実際は連続画像で見るとこんな感じ。
http://replica2st.la.coocan.jp/video/uso_sora.wmv
https://www.youtube.com/watch?v=D9l7_uiidCY
事故自体は物損事故で処理との事だけど、保険会社の一般論で責任割合については、見通し的には自動車が不利になるから7:3~8:2?という風に聞いていたけど、保険会社から、先方は百歩譲って9:1と言ってきたそうだ。先方の言い分としては、車が猛スピードで自転車に衝突したとの言い分だそうだ。正直、ビックリである。まぁ、直後に出てきた保護者がまくし立ててきた事を思えば、そういう事は想像出来なくもなかったし、基本、自身の懐は痛まないからどうでも良いけど、保険会社の交渉人的には、先方の提示してきた比率は飲めない数字のようだ。保険会社的には、相手が自転車でも5:5、譲っても6:4から交渉したいそうだ。
なお、保険会社には、証拠記録があればという事で、三箇所のドライブレコーダーの映像記録に加え、フロント側の高解像度レコーダーでコマ毎のスナップショット映像を写真出力して、0.1秒間隔の自転車映像を補助資料として提出している。 まぁ、基本は保険会社にお任せである。提出した三台のドライブレコーダの映像記録、それから衝突迄の0.1秒毎のスナップショット画像の情報を、先方保険会社等に開示しても良いか?の確認が来たので、全然OKという返事をしたところ。
自分としては、感情論抜きとして、第三者の客観的な目による冷静な判断が出るならば、それで進めて貰って構わないという判断だ。
ただ、その後の話では、保護者は、息子は嘘を言うはずがない、車がスピードだして突っ込んだに間違いないと話をしているそうで、動画、画像を提供するも、そんなものは信用出来ない!息子の話が、、、、との事。らちが明かない模様。交渉は全て保険会社に任せているけど、当方、先方の保険会社共に、先方の母親の激情に手がつけられないとの話。交渉員としては、本意ではないけど7:3迄譲歩しても良いか?との問い合わせを受けた状態。
まぁ、お腹を痛めて産んだ子供が愛しく可愛いのは理解出来るが、現場を見る事なく、子供の最初の言い分のみを根拠に、高ぶった感情で押し寄せるのは、正直、恐怖を感じた程。クレーマーママって印象だ。
色々聞くと、自分の自転車修理は保険適用外で、自転車の修理代を自腹で支払うのが死んでも嫌との事。その際に、アチラの旦那に話を聞くと、障害を抱えた子が居て、修理代を持ち出すのは厳しいとか、、、そんな話もしてくる。ただ、それは全く関係無い話なんだが、、、もしかしたら、その金額を埋めるために、ウォークマン等が壊れたとか、後から言ってきているのか?と勘ぐってしまう。まぁ、塾に通うのに、ウォークマンを持たせていたというのも不思議な話だが、、、、結局、一万、二万でも少しでもお金が欲しいという印象しか感じない。
ただ、親の立場として、或いは塾講師経験者の立場として一言いうならば、塾に通わせる子供がウォークマンを持っていくというのを容認するような教育をしているのか?或いは、少しでも被害金額を吊り上げるためにウォークマンを持っていった事にしたのか?ホントの事は知らないけど、どっちにしろNGな子育てだ。
子供の立場として、親がそういう事をしているのを見るのは、教育上、宜しくないような、そんな要らぬ心配もしてしまう。お金のためなら、少々の嘘はOKという姿を子供に見せてしまうので在れば、それは、将来の教育、成長に良い事は一つもないのだが、、、
まぁ、家族構成、出自、過去の近隣とのトラブル案件等を調べると、なるほど、仕方ないかも、、、という事実がザクザク出てきて、それもビックリ。
それにしても、怖いのは嘘吐き少年と、逆上オバサン、、、、これだけは要注意だ。
正直、当たり屋と一緒だなぁ、、、、
因みに、この時のオバサンの逆上度合いは、怖い話として記録に留める事にした。
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