リッターツイン
CX、SV、BT、何れもVツインだけど、BTの排気量が最大。
考えてみれば1100ccでツインである。単室で500cc以上である。単室でガンマより排気量が大きいのである。
エンジンということで、考えると、軽四は660ccで3気筒である。リッターカーの類は1000~1500ccで4気筒が多い。
となると、1100ccでツインというのは、四輪よりも低回転型のエンジンということ。
最近、BTに乗る頻度が一番多いけど、この低回転型のエンジンは非常に心地よい。
弱点は?というと、アイドリングが700rpm程度、その辺を走る時の回転数も1500rpm前後で済ませる事が多いけど、そういう場合、エンジンストールでトラクションを失う事だろうか?そうなると、脚一本で車体を支える必要があるけど、それは結構大変。
でも、走っている時というのは、エンジンの回転数で言えば、殆ど2000~3000rpmレベル。爆発の鼓動が明確に判る。同じVツインでもCX、BTでは、もう少し上の回転数を使っている。大排気量故に、極低回転で走っているのだが、この一回毎の爆発を感じながら低速走行するというのは、非常に心地よい。
リッタークラスのツインエンジン、低速走行前提だから、複雑なメカニズムも不要。それ故に、空冷2バルブのシングルカムというシンプルなエンジン、、、、、この道理に適った構成というのがお気に入りのポイント。絶対的な加速力を含めた動力性能では、我が家のバイクでは最下位だけど、一番低い回転で走り回れるのが最大のメリット。
以前、バイク雑誌で空冷リッターツインの特集があったけど、この低回転で実用性能を発揮する大らかさというのは、日常付き合うバイクとしては非常に魅力的だと言える。
大排気量でも低回転型故に、発熱量が莫大ということもない。水冷の高性能Vツインでは夏場の渋滞は勘弁願いたいけど、これなら大丈夫。股間が燃えるような事もない。角の取れたマイルドな排気音と鼓動感、そして滑らかな振動特性、、、、街乗りでは最高のように思う。
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