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2018年8月11日 (土)

空冷エンジン

小排気量は兎も角、中大型クラスになると空冷エンジンは殆ど無くなってしまった。
残るは、排気量あたりで大きな出力を狙っていないクルーザー系のエンジンだけである。
なんとも残念だ。

メカニズムなんて、必要が無ければシンプルで在ればある程有り難い、、、、そういう考え方からすると、空冷エンジンが水冷エンジンに置き換わるというのは少々残念だ。

まぁ、省エネ性能、環境性能を求めていけば、エンジンの熱のマネージメントが必須故に、熱管理が難しい発熱量の大きい中大型エンジンで空冷エンジンが消えるのは仕方ないのかもしれない。

ただ、個人的には空冷エンジンに象徴されるような必要最小限、シンプルという構成は原点を味わうという意味では非常に魅力的な存在のような気がする。

空冷、勿論2バルブヘッド、出来ればシングルカムでキャブ車、、、、、、こういう構成がベストなような気がする。気筒数については少なければ少ない程良いけど、排気量次第だろう。

四輪では、空冷の964型、993型のポルシェが人気だけど、こういう必要最小限というのは人を引き付けるのかもしれない。二輪車なら、SRが人気だけど、DOHCながら昔のZ系もその仲間といえるだろう。

高出力を狙うなら水冷4バルブDOHC、、、そういう構成が必要かもしれないけで、公道での一般ユースなら空冷2バルブシングルカムで十分、、、、寧ろ、シンプルな構成程、メカニズムの作動に伴う音や振動といった感覚がダイレクトに感じられるようにも思う。

今や、新車で中大型クラスで空冷2バルブシングルカム仕様のエンジンを搭載したモデルは手に入らないけど、中古市場を見れば、選ぶ事が可能だ。

ただ、あと10年もすれば、軽量ハイパワーなら2ストロークと言われたような2ストロークスポーツバイクの現状のように入手する事が困難になるだろう。

今こそ、原点的なシンプルな構成のバイクを味わう最後のチャンスのようにも思う。

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