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2018年8月19日 (日)

フロントバッグ

単車のタンクバッグネタを記事にしたら、当然、自転車のバッグも考えてしまう。
80年代初頭以前のサイクリストで自転車の鞄といえば、定番はフロントバッグである。
当時のフロントバッグと言えば、フロントキャリアの上に載せてハンドル前方で固定するというのがパターン。
それ故に、サイクリング自転車には小振りながらフロントバッグのマウントとしてフロントキャリアが装備されるのが、割と一般的であった。当時のサイクリングスポーツ自転車といえば、ランドナーとスポルティーフだけど、両車ともフロントキャリアはデフォルト装備である。
ロードバイクでも、フロントにハンドルに引っ掛けるフック式のフロントキャリアを装備し、小振りのフロントバッグを積載するというのが一般的だったのである。

しかし、最近はフロントバッグというのは殆ど見掛けない。
自転車用の鞄といえば、サドルバッグの方が一般的。

フロントバッグが消滅したのは、以前のデュアルコントロールレバーのワイヤー取り回しで、ドロップハンドル内側に荷物を載せる空間が確保できなかったのも一つの理由かもしれない。まぁ、フロントバッグを載せるにしてもフロントキャリア自体が死滅に近い状態であり、ステムからバッグハンガー用アタッチメントを上部に突き出させて、そこにぶら下げるというタイプが多く、正直、美しくないのばかりである。

フロントに荷物を積載するのであれば、基本は低重心を追求すべきだけど、そういうアタッチメントハングタイプでは、重心は高くなるし、前に突き出すので操縦性への悪化も大きい。ハンドルに装着するのであれば、極力低く、そして極力ヘッドパイプに近くが基本である。そういう基本から逸脱するバッグは格好悪いのである。

一般にロードバイクといっても殆どが休日のサイクリング用である。

ならば、市販自転車の荷物積載にはフロントバッグが見直されても良いし、ロードバイクに見合ったフロントバッグ、つまり、近く、低く搭載できるようなシンプルでカッコイイフロントキャリアも提案されても良いように思う。

小型軽量シンプルなフロントキャリア、であればフロントバッグも利用しやすくなるのになぁ、、、、。

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コメント

こんばんは!コメント有難う御座います。
私も中高生時代にサイクリングに嵌って、フロントバッグに荷物を入れて出かけてました。
前後、サイドの振り分けバッグでキャンピングっていうのもありましたが、最近は、ランドナー系統でのサイクリングというのは殆ど見かけません。
サイクリング自転車もMTBの亜種のようなのが多く、なんだか違う感がありますね。

投稿: 壱源 | 2018年8月19日 (日) 19時39分

フロントバッグ、懐かしいです。高校生の頃、サイクリングにハマってまして、アルバイトしてユーラシアシリーズのランドナーを購入。走り回ってました。日帰り時はフロントバッグ1個、泊りがけの時はフロントサイドバッグを装備してました。

投稿: signal | 2018年8月19日 (日) 19時18分

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