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2018年9月27日 (木)

リッターあたり出力

昨日の記事の続き。

単車のリッターあたりの出力というと、昔で言えば原付が7.2PSで144PS/L、250ccが45PSだから180PS/L、400ccが59PSだから147.5PS/L、最近ならリッターSSが203PSとか204PSとかで、200PS/Lオーバーとなっている。
このリッターあたり出力というのは、四輪に較べると圧倒的で、相当な高回転高出力型というのが伺える。
因みに、四輪の場合、スポーツエンジンの代名詞で振り返ると、1.6Lで200PSで125PS/Lが歴代でも最高レベル。最近なら2Lで200PSチョイだから100PS/Lだけど、実用エンジンなら1.5Lで110PSの73.3PS/L、1Lなら70PSとなっている。
リッターあたり出力が低いというのは高回転で馬力を発生していないのである。つまり低回転で豊かなトルクを発生しているということ。
そして、リッターあたり出力で言えば70PS/Lレベルで四輪+四人の重量を低い回転域から余裕で動かす事が出来るということ。

こういう低速型のエンジンを使えば、単車は高いギアポジションでも低い回転数から余裕で使う事が出来る。それでも単車というのは四輪に較べれば絶対的に軽量コンパクト。普通に使う分には不満は全く発生しない。四輪並の低速エンジンでも十分活発に走れる。

四輪並の低速エンジンというと大型アメリカンバイクに多く採用されている。このエンジンをロードスポーツに使うと、、、、実は、最高に面白いバイクとなる。公道レベルで遊ぶには、低速エンジン+ロードスポーツのシャーシ、、、これがベストチョイスだと思う。

高速道路とかサーキットで使わないのであれば、こういうチョイスは悪くない。我が家のBT、CXはそういうバイク。いま、そう言う面で気になるのはGSX250Rってモデル。これも結構楽しそう。GSX250Rのエンジンはアメリカンバイクのエンジンではないけど十分低速志向のエンジンだろう。

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