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2018年9月20日 (木)

エンドセクション

今時のバイクのデザインの最大の特徴、それは、テールエンドが殆ど存在しないデザイン処理。シートの末端に極僅かなエッジ状のセクションがあって、その裏に小型のテールランプという構成。発端は、カウル付きスポーツモデルのシングルシートカウルのコンパクトさだろう。レプリカ系モデルでは、保安部品、ナンバーは不要品。それ故に、レーサーはコンパクトなテールエンドが普通だけど、それに近付けるようなデザインのように見える。
アフターパーツでもフェンダーレスキットではフェンダーレス、ナンバーは簡易ステーで斜め付け、テールライト、ウインカーは極力コンパクト、、、、これが路線。
ストリートファイター系のデザインも基本は同じ。これが格好良さの定義みたいになっているのだろう。
レプリカ時代は、レプリカ元レーサー自体はテールカウルにゼッケンエリアを確保するためにシートカウル自体は比較的大きな面積を確保していたため、レプリカモデルの多くは、そのようなデザインだったように思うけど、2000年代以降は、競技車両のデザイントレンドが変化したためか、テールカウル部のデザイン傾向は大きく変化している。

結果、最近は新ジャンルといわれるネイキッドバイクの類でもテールカウルは退化して存在しないようなデザインが多い。

しかし、過去を振り返れば、もともとはシートカウルは存在しなかったのだけど、Z1/Z2で登場して以来、定番的な要素となっており、それもデザインだけでなく、テールカウル内の小物入れといったユーティリティースペースが確保出来るという機能性も兼ね備えていた優れたアイデアだったはずである。

単車というのは荷物の積載能力的に厳しいもの。そう考えると、テールカウル付きのデザインっていうのは、単車に実用性を与える優れた方法のようにも思える。正直、雨具くらいは格納できるスペースが欲しいところ。エンドセクションのボリュームだと、隼、ZZR、NR辺りのように作ることも可能。
そんなデザインのモデルが再び現れて欲しい気もする。

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