ワイドタイヤ
今時の単車のタイヤ巾、異様に太い。
幅が160mmだと狭い?と思える程。180mm幅のタイヤがスタンダード的な状況。
まぁ、タイヤ巾が広いと格好良いと思われるような価値観が一般的になっているためか、何でもかんでもタイヤが幅広というのが傾向として定着している。
偏平タイヤが一般的になり始めたのは1988年頃だろう。当時、隆盛を極めたレプリカバイクにおいては、タイヤのラジアル化、偏平化が進んだのが切っ掛け。それまでは、バイアスタイヤで120/80-18というサイズが一般的だったけど、ラジアルタイヤの登場以降、150幅、60偏平というのが中型クラスのスタンダードとなり、重量車となると160幅、180幅が登場するようになる。
当初はスポーツバイクにおけるタイヤのハイグリップ化志向に連動したものだったけど、いつの間にかワイドタイヤが一般的となっていく。
終いにはタイヤの幅をセールスポイントとするホンダ・ホーネットのようなモデルも登場するに至るのだ。
以後、スポーツモデルに限らず、スタンダードモデルでもワイドリム+ワイドタイヤというのが定番として現在に至っている。
ただ、実際に街乗りで使って思うのは、タイヤ巾がスタンダードな普通のバイクの方が扱いやすい印象である。
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