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2018年10月24日 (水)

世界と戦う中小企業、、、、

下町ロケット、話題だ。
前作というのは、中小企業が技術力で戦うという話しだけど、、、、やっぱり、幻想の世界すぎる。

一般的には中小企業というのは自分の市場を守るので精一杯。

日本の多くの企業は、戦後からの発展。大企業も中小も創業で言えば、70~100年が多い。そういう企業が結果として大企業と中小企業に分かれている。

同じ年数を創業して、一方が大企業、一方が中小企業だ。創業年数の長い中小企業が中小企業たる由縁は、所謂拡大再生産が出来ていないから。つまり、市場を拡大するような施策が取れなかったから。それは、市場を拡大する技術力が無いからだ。市場を拡大できる製造業というのは、市場を奪い取る競争力があったからである。

創業年数が長い大企業、弊害もあるだろうけど、技術的競争力を持っているから成長できている。一方で、創業年数が長くても大きくなれない企業というのは、市場を守るので精一杯。技術的競争力が無ければ価格競争力で参入を排除し続けるのがビジネスモデルだ。

中小企業で規模が大きくなれない企業というのは、99%、創業時と同じ業態を守っている。規模が大きくなった企業というのは、業種の多角化が著しく進んでいる。

そういう目で、歴史のある企業を見れば結構面白いかも、、、、。

どっちが良いかではない。どっちも生き残っているから正解だと言える。ただ、時代の変化がこれまでどおりか、或いは、激変するか?によっては、もしかしたら変化出来ない企業は存続が厳しくなるかもしれない。

ただ、創業年数が長い企業で、特に業態が変わっていない企業の多くは、市場の盟主を錯覚してか、偽装、改竄といった不祥事を不祥事認識無しで、顧客納期を守るためという口実で、麻痺して行っている事が多い。不道徳不感症とも言える。最近、暴露されているけど、長きに渡って同じ業種を営む企業の99%は悪意麻痺して不祥事をおこなっている。

そんなもんである。

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