2スト特集
Mr.BikeのBG、今月の特集は2ストだ。
読んで思うのは、美化しすぎな感じ。
2ストモデル、リアルタイムで沢山乗り継いで、結構な距離を走り込んで、結構使い倒していたけど、その時の現役車両に対する印象というのは、雑誌で懐古されている話と随分イメージが違う。
RZ-Rが今回も特集されていたけど、自身のRZ、RZ-Rに対する印象は、正直、あまり良くない。
非常に脆く、走りまくる、攻めまくると厳しい、、、そんな印象が強い。ヤマハの水冷RZ系は5台乗り継いで、複数台所有してきたけど、結局見切って手放した。
そもそも、車体が重たいし、初期のRZ-Rはタンク後端の幅が広すぎる。ステップ位置も低いし前過ぎるし、、、ポジション自体が非常に作りにくい印象。
エンジン周りのシールも弱い。ウォーターポンプのシールも弱い。クーラントがミッションオイルに混入する事は何度も体験。最終的には、ミッションオイルがエンジン側に漏れるか何かして大量の白煙を吐く症状がどうにもならず廃車。電気系統もCDIは毎年壊れていた。
350ccモデルとなるとクラッチが致命的に弱い。プレートが粉々、ハウジングが変形、これもザラ。リアサスのリンクブッシュの動きも直ぐ悪くなる。初期のブレーキ、後期の対抗ピストンキャリパーも今一。最終的にはFZ400Rのキャリパーに交換したけど、ブレーキは評判程は効かない。
あとは、致命的にバンク角が不足。センタースタンド外しは当然だけど、チャンバーはすりまくり。ノーマルチャンバー、ジャッカルRSでも一緒。
そういう印象。
しかし、最近の雑誌のインプレは凄く褒めている。凄くギャップを感じる。
そのギャップを思うと、他の旧車褒め記事も、話半分で聞く方が正解のような気がする。
例えば、Z400FX、Z250FTは乗っていたけど、洗車すると失火するし、当時の感覚としては絶対的にパワー不足。重たいし、走らない、そういう印象だけど、そんなインプレは今の雑誌では見る事は出来ない。今乗って、昔のバイクが走らないのではなく、現役時代に、これは走らないなぁ、、、というのが記憶だけど、そういうギャップが多い気がする。
まぁ、雑誌インプレっていうのは、褒め褒めで書かないといけないのかも知れない。
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