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2018年10月29日 (月)

空冷キャブ車

振り返ってみると、こういう構成の車両は殆ど絶滅危惧種だ。
そもそも、こういうのが消えたのは既に十年前の事。今の時代、空冷キャブ車っていうのは逆に珍しい。

キャブ自体は、空冷エンジン以外にも普通に使われていたけど、考えてみれば、空冷エンジンっていうのは殆どが70年代、80年代の生き残りのエンジンが2000年代初頭迄生きながらえていたに過ぎない。

70年代では、空冷キャブ車がスタンダードだけど、80年代は高性能化に伴い冷却方式の水冷化が一気に進んでいる。時代が進むに連れて空冷車は、どんどんと少数派に追いやられてきた。

70年代の空冷キャブ車と2000年代の最後の空冷キャブ車といえば、その言葉だけは同じかも知れないけど、製品としての完成度というか機能的な部分は大きく違っているけど、空冷キャブ車というのは、基本的に非常にシンプル。

このシンプルさというのは、メカニズムの理解、操作法の修得を含めて、単車の機能や操作の因果を理解する上で非常に重要。学ぶという観点から、空冷キャブ車を愛車に選んでみるというのは、悪くない選択だと思う。

自身、軽二輪以上で最近の空冷キャブ車を回想すると、BT1100の前は、グース250である。その前は?というと、10年以上遡らないと無いのである。
過去の空冷車で印象に残っているのは、GPZ1100、GSX400FS、Z400FX、KH400、SS250改350、Z250FT、Z250FS、CB400D、CB125T、CB125JX、CB50S辺りだ。殆どが80年代初頭以前のモノばかり。80年代半ば以降乗ってきたのは、殆ど、水冷車ばかりである。案外、空冷歴が無いのにビックリである。空冷エンジンっていうのは、見ているだけで嬉しくなるような佇まいもある。結構、お奨めだ。

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