必要最小限
一般的にハイメカニズム、先進のメカニズム、、、そういうのが人気だけど。個人的には機能を果たすなら最低限、最小限のシンプルなメカニズム、、、そういうのが好き。
中高生の頃は、判断といえばスペックシート。そこに並んだ高性能を連想させるメカニズムがモノの良し悪しの判断材料になっていたように思う。
モノの型式であったり、エンジンの出力、トルクだったりである。
しかし、最近は少し違う。
スペックなら馬力、トルクは動けば十分だとか、他車との比較値でなく絶対値で最低限これだけ確保していればOK的な考え方。
車体やエンジンを構成するメカニズムも先進性や複雑さには一切拘っていない。簡単、普通の方が寧ろ好みだったりする。
エンジンならカムシャフトも少ない方が良いし、バルブも少ない方が良い。プラグも然り。水冷と空冷なら空冷で適うなら空冷が嬉しい。そんな感じ。
車なら昔、後輩がスカイライン買うならツインカム24!って言ってたけど、個人的には普通のL型のようなSOHCの12バルブとか、RBなら一番普通のSOHCの奴が好みだったりする。
機能を果たすなら単純なのが一番、、、、という考えの方が最近は強かったりする。
自分の愛車でいえば最新はBTだけど、空冷2バルブSOHCである。1100ccにして僅か65PSだけど十分。絶対値として65PSもあれば不満無しである。
最近なら新型アクセラのリアサスでトーションビーム式サスペンションを嘆く声を聞くけど、個人的には密かに期待している。こういう声が起こるのを承知の上で出してきた。どんな性能?というのが凄い関心がある。トーションビームとは違うけど、我が家のプロボックスはリジッドの5リンクサスペンションだけど、不満は一切無い。寧ろ剛性感あって荷室も広いし満足しているのだが、最新の乗用車が選んで得た性能が如何ほどか?の期待が高まっている。
正直、メカニズムなんてものは用途を満たす機能があれば、単純でシンプルなモノほど優れると思う。逆に言えば、それで十分という考え方だ。これは単車の世界だったら、最後迄空冷2バルブで戦った空冷Zを好きな気持ちにも繋がっている。
勿論、ハイメカニズムも否定しない。その必然があるなら大いに結構である。ただ、そこまで凝って、その程度?というのが一番NGなのである。
アクセラで言えば、S/C、マイルドハイブリッド迄加えたSPCCIだけど、そこまでして、その程度?ともなりかねないが、、、
それは兎も角、個人的にはメカはシンプル、これが一番。そういう意味で我が家のBTのようなバイクは今時珍しい構成の逸材とさえ思っている。単車の世界で現行モデルをピックアップすれば、時代の要請故に水冷+FIは仕方ないとしても、何の変哲もないパラツイン2バルブSOHCのGSX250Rなんて最高だと思う。
因みに、自転車でも市内の平地走るのに変速ギアなんて必要?っておもうから、固定シングルのピストを愛用している。これで十分なのだ。
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