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2018年11月 9日 (金)

結局フラット

DHバーのベースバーの端部に取り付けたヒルクライム用エクステンションバー、都合三種類作成してみた。
基本はストレートなフラットバー、それを基本に端部の湾曲率を変えた二種類のバーである。装着時の左右の感覚は360mmで、ドロップバーの幅から左右でパイプ一本分ずつ短い。

装着したバーは厚さ3.5mmのアルミパイプで固定用のM6ネジ穴を切ったモノ。これをベースバーに差し込んでM6ネジで固定する構造だ。ベースバーの内径が22.4mm、エクステンションバーの外径が22.2mmだからピッタリ差し込める。

これによって、ドロップハンドルのレバーグリップ部、ショルダー部の基本位置に加え、DHバーの先端部、今回のエクステンションバーの両端部を握る構造。
エクステンションバーを握る事だけを考えると、端部を湾曲させた構造の方が都合が良いけど、本来のドロップバーのショルダー部を握る時に腕とエクステンションバーが干渉するのがNGということで、最もシンプルなストレート形状のモノを取り付ける事にした。

これによって、前記事に紹介したように、ドロップバーの水平部と比較して、手前に50mm、上方に50mm位置でグリップ出来る位置にバーが追加される事になっている。

なお、これに併せてサドルハイトはトップで15mmダウンさせている。ハンガーセンターからサドルトップ位置の距離は基本は700mmとしているけど、このバイクは5mm間隔でサドル位置を試した結果、685mmとした。前乗りの大腿四頭筋をメインに使う前傾姿勢時では高めのサドルが好都合だけど、ハムストリングスをメインに使うようなアップライトポジションでサドル上の後方に腰を引いて乗る時はサドルハイトが低い方が好都合である。
アップライトポジションでは、当然空気抵抗は増えるけど、胸を開いてのるので呼吸的にも楽であり、長時間一定のリズムでペダリングが楽だけど、そのためには、上体の位置を補助的に支えるのにアップライト気味なバーが好都合である。

乗り方を変えて100mヒルクライムを10周回行った時の所要時間は、通常の前傾姿勢時が平均でダウンヒルを入れて58分であり、アップライトポジション時が54分となる。10周回で4分の短縮。登坂時で最大斜度時の速度指示値を比較すると、前傾時が11km/h程度、アップライト時が14km/h程度であり、高い速度が長時間維持出来る事も判った。

ヒルクライムでのハンドルハイト、ポジションには諸説あるけど、自分の場合、アップライトポジションの方が好都合ということだろう。そして、その姿勢を長時間楽に維持するのに、エクステンションバーを装着すると快適な事もわかった。

なお、DHバーを加工して装着しているので、通常のドロップバーでの運用、DHバーでの運用も操作性を阻害していない。平地走行、高速走行に加えて登坂走行でも楽なポジションが維持出来ると言う事で、或る意味、究極のマルチポジションバーということになる。

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