バンパー
昔のバイクといえば、転倒時に車体を守る前後バンパーというのが普通に存在した。
今でも、教習所の教習車両、白バイ辺りには装着されている奴だ。
この類のガードに近いのがエンジンガード。
並列4気筒エンジンのダイナモカバー辺りを守るためにクランクケースの横幅をカバーするようなガードも過去には存在したし、GLのようなVツインエンジンで横に飛び出たシリンダーを守るエンジンガードが存在していた。
しかし、80年代のレプリカバイクの登場でフルカウルのモデルがスタンダードになってからは、このようなエンジンガードを装着する人を見掛ける事は少なくなった。
ただ、その代わりに、カウルや出っ張ったガソリンタンクを転倒による損傷から守るために、フレームスライダーというモノが登場した。
このスライダーは、樹脂製の出っ張ったもので転倒時に一番最初に着地することで、その他の部分の損傷を防ぐという代物。
ただ、このスライダーというのは、滑りやすい樹脂で、尚かつ一点支持ということで、仮に走りながら転倒して滑走するような状態だと、滑走距離が伸びて高い速度での衝突を招きかねない気もする。スライダーというのは滑った時に役立つものかもしれないが、実質的には立ちゴケ程度にしか効果が無いかも知れない。
ただ、探せば、エンジンガードも昔ながらのタイプの商品が車種によってはリリースされているものもあるようだ。
最近、エンジンガード等を付けている人といえば、ジムカーナ等を行う人という印象だけど、チョットした転倒から車体を守るという意味では悪くない装備である。
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