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2018年11月25日 (日)

ライダーのコスプレ度と実際

80年代のバイクブーム時における峠ライダーの装備といえば、基本はフルフェイス、専用のグラブ、ブーツ、これにパンツ、ジャケットというのが定番。フルフェイスで一番多かったのは、無地のラパイド、グラブ、ブーツは競技用系の装備だけど、デザインはシンプルなモノ。パンツ、ジャケットの多くはセパレートでツナギは少数派。パンツはレザー、ジャケットはプロテクター入りのモノ。ただ、同時のバイク雑誌に多く掲載されていた、ローソンとかスペンサーのレプリカデザイン等は殆ど見掛けなかった。派手なロゴが入っていても、装備のメーカーロゴ程度である。例えば、アルパインスター、クシタニ、KISSといった類である。
バイクも、その時代の最速モデルに乗った連中が、峠の最速か?というと、そんな事はなく、その時代から見ると時代遅れ、型遅れのモデルに乗ったライダーが最速だったように思う。
稀に、上から下まで装備をスペンサーか?といえるような装備とバイクをコーディネート状態にしたライダーも居たけど、そういう七五三っぽいライダーで速いライダーは居なかったように思う。

で、現代のロードバイクブームにおけるルックスはどうか?というと、それ用の装備が快適なのは判るけど、それ用の装備の上に、サイクリングチームレプリカのレーパン、レーシャツ+バリバリ高額の機材のサイクリストも少なく無いけど、そういうフルコスチュームプレイなサイクリストは速いか?というと、それも無いように思う。
愛好家のアマチュア向けレース風イベントに、そういうスタイルと装備で出場するのは理解出来るけど、その辺の郊外の散策エリアに、バリバリのコスプレ装備と機材で登場してくるというのは、スタイルは恥ずかしいし、機材は大袈裟過ぎるような印象がするし、それで見知らぬ他人に挑むのも、何か違うような気がする。

イメージに過ぎないけど、機材と装備にレプリカ元のコスチュームの再現度が高い人程、中身というか実力が本物から懸け離れているような感じである。

あくまでも、単車や自転車で走っていて遭遇する人に対する印象というか体感である。

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