ツーリングフレーム
DHバー装備のトラックレーサーで年間5000km弱の走行を12年続けてきて思った事。
最初の2~3年では、前傾姿勢+前乗り漕ぎが高い速度を長時間維持するのに最適で、これならツーリングででも、何処にでも行けると感じていた事がある。
それで、ツアラーだろうと何だろうと、前乗りライド基本のディメンジョンを求めていた時期がある。
しかし、西DAHONという実験自転車でクランクフォワードライドの探求を始め、十年目からはロードバイクでヒルクライムを重点的に取り組んで、考えが変わってきた。
結果的に、今はアップライトポジション+後乗り漕ぎの方が高い速度で長時間楽に走れるという思いの方が強い。
ということで、全く新しいディメンジョンの自転車をツーリングバイク用として作りたくなってきた。使うコンポーネントは、ユーラシアに組み付けた一式を使ってフレームを新調したいところである。
基本は超アップライトポジションを基本に、後乗りポジションという構成だ。
で、この考えを目指そうとしていたところ、過去の遠い記憶が蘇る。これは、テレビでトーヨーフレームを使ってシクロクロスを闘う選手を紹介した番組だけど、当時のシクロクロスのトレンドとは離れた特殊なディメンジョンのフレームを作り、そのフレームに適合した乗り方を会得した結果、その選手は、ぶっちぎりで、そのシリーズを勝ち続ける事が出来るようになったという話。
そして、そのポジションこそ、アップライト+後乗りを最も楽に実践出来るジオメトリーを持ったフレームということ。
平地で回転を上げて走るのであれば、前乗り前傾姿勢も悪くないけど、高い負荷域でトルク重視で走るなら、個人的には後乗りアップライト姿勢の方が好み。
ヒルクライムロードは、どっちのポジションもそこそこ得られるデバイスを付加してジオメトリー調整を行ったけど、ツーリングライドなら後乗りアップライトポジションを突き詰めた構成と、それに見合った操縦性となるようにディメンジョンも決めたい。
取り敢えず、ユーラシアのフレームをベースに、ポスト、ステムを選択し直して新しい乗り方で、どう変わるか?をチェックしていきたい。
上手く行けば、ステンレスロード、東叡スポルティーフもセットを変更してみたい。
考えが確信に変われば、一本、専用のジオメトリーでフレームを調達してみたい。
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