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2018年12月13日 (木)

設計年次

二輪、四輪のモデルライフは何年か?といえば、モデルによって様々。出荷される台数とか、市場トレンドに左右される度合にもよって異なる。四輪ならショーファードリブンの代表格であるセンチュリーとか、孤高の存在の実用車である軽四クロカンのジムニーだとか、そういう存在なら20年を超えるモデルライフを持つモノも居るが、一般的なモデルだと、長くて10年程度、通常なら4~5年程度でモデルが更新されていく。

このモデルチェンジ毎に、製造技術や技術トレンドの進歩に併せた新しい技術が投入されていく。新しいモノ程、新しいのは当然だけど、生み出された製品を見れば、概ね設計年次毎に、性能的なモノ以外にも、外観的にも一定の傾向に纏まって見える場合が多い。

また、製品を形成する各部の技術を見れば、消費者に近い部分程、短い期間でアップデートされている。装備、外観といった部分は4~5年単位でトレンドが変化しているようである。一方で、消費者の目に触れにくい部分では、もっと長く、10~20年で複数の世代のモデルにキャリーオーバーされていくようである。

比較的長い時間使われるモノ、つまり、複数の世代に渡ってキャリーオーバーして用いられるモノといえば、自動車関連の場合は、エンジンであったり、シャーシであったりする部分だ。ただ、自動車の基本というのは、エンジン、シャーシであり、それ以外は付随部分とも考えられるので、実は基本的な部分では、それ程変わっていないとも言えなくもない。

モノというか、技術の良し悪しというのは何か?というと、その判定は、時代が判定するもの。時代が判定するというのは、長い時代に渡り、そのカテゴリーにおける競争力を有し続ける事が出来ているか否かであり、結局、良い技術というのは、長期に渡り使い続けられているモノという事になるだろう。

短い期間で消えたモノ、一発モノというのは、時代から生き残る事を許されなかった技術とも言える訳だ。

なにか、買う時には、出たばかりの最新装備満載のモデルを購入するのも良いけど、枯れた技術装備で成り立っているモデルを購入するのも、或る意味、面白いものと言える。

最新が最良とは限らない。最新でも直ぐに淘汰されるものもある。

カスタムベースの旧車等を買う場合、どちらかと言えば、長い期間作られていた製品の方が人気があるのも、一利あるのである。

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