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2018年12月28日 (金)

前乗りから後乗りへ

ブログの過去記事を読み直してみると、今から9年前、2008年頃は前乗り志向だったようである。
前乗り時というと、シート角の立ったフレームスケルトン、これに深い前傾姿勢を組み合わせる低いハンドルという事。今も乗っているピストバイクにDHバーを組み合わせたポジションが基本になっている。

確かに、前乗りの深い前傾で高ケイデンスでの走行でも、比較的高い速度を維持する事が出来る。

平地走行だけなら、これがベストかもしれない。平地走行というのは、走行時の抵抗が小さい状態。低負荷走行というのは、ペダリングの動力抜けにおける失速の度合は大きくない。それ故に、速度を維持するには、失われた損失分の動力を加えるだけでOKなのだ。動力抜けを最小限にするためには、高ケイデンスで動力が抜ける時間が最小というのがベストであり、それには高ケイデンスの前乗りペダリングがベストという考え方である。高ケイデンスのペダリングというのと、前乗りで身体前面の筋肉を使うのが良いと考えていたからだ。高ケイデンスというと高速で筋肉を動かすのである。身体前面の筋肉は身体背面側の筋肉よりも小さいけど、高速で動かすには適しているのだ。

しかし、最近は強い向かい風、ヒルクライムを行うようになってきた。この場合、走行抵抗が多く、ペダリングの動力抜けのが大きいのが問題。失われた動力を補うには、大きな力でのペダリングが必要なのである。大きな力が必要というのは、大きな筋肉をしっかり動かすペダリングが理想とも言える。そこで着目したのが、これまでの小さな筋肉を高速で動かす前乗りから、大きな筋肉をしっかり動かす後乗りへの転換である。大きな筋肉を動かすヒルクライム等では、ケイデンスは半分程度迄落ちる。その分、動力抜けする時間が長く、速度と動力が大きく失われるけど、それを取り戻すには大きな力が必用なのである。これに適したのは、身体背面の大きな筋肉を使ったペダリングである。

これを切っ掛けに後乗りに切り換えて、現在では、後乗り+前傾姿勢で後乗りでケイデンス低めながら高い速度を楽に維持させる事を目標に乗り方の試行錯誤を行っている。

前乗り、後乗り、一長一短あるけど、ピストバイク以外では後乗りの方が万能性に優れているような気がする。速度変動が速い世界では、高速に反応出来る前乗りだろうけど、それ以外なら後乗りの方が良いような気がする。

9年前とは言ってる事が正反対だが、今の思いはこんな感じだ。

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