アクセラの次、
新しいマツダ『3』、アクセラが登場した。因みに、現行アクセラは2013/11から2018/11ということ。5年でのFMCとなる。
マツダの近年のモデルのFMCサイクルを見ると、現コンセプト第一弾のCX-5だけど、初代は2012/2~2016/12だから、4年10ヶ月。第二弾のアテンザは2012/11登場で6年経過したけどFMCは無し。直近のM/Cが2018/5だから、次の登場は早くても来年の後半以降だろう。
デザインを見るとCX-5の初代モデルは鼓動デザインといっても少し古さを感じるデザインで、後に登場したモデルに較べると未完成感が強かったので5年に満たないFMCも理解出来る。
アテンザは丸6年経過してもFMCは無し。恐らく、次のFMCのスパンを想像すると丸7年を超えるロングライフモデルになりそう。
ただ、アテンザはコンセプトモデル『雄タケリ』のデザインを忠実に再現したデザイン。車体サイズが大きいためか、デザイン自体が無理なくなされているように見える。思い込みかもしれないが、今見ても、差ほど古さは感じない。
鼓動デザイン三代目は現行アクセラだけど、これは各部の処理が端境期的な仕上がりで、デザイン自体の完成度は、アテンザに及ばず、鼓動デザイン四代目の現行デミオ、コンセプトモデル『跳ハズミ』のような凝縮感も持ち得ていない。現行デミオ以降、CX-3、ロードスターでは、デザインの熟成度が一段上がったように見えるが、現行アクセラでは、伸びやかな『雄タケリ』デザインを詰めた感が強く、デザインの仕上がりが少々物足りないような印象。現行アクセラと現行アテンザはデザインは近いけど、完成度はアテンザの方が上回る印象である。アクセラはボディサイズの割りにキャラクターラインが五月蠅すぎにも見えたりする。
新しいマツダ『3』は、CX-5、CX-8と新しいデザインの流れを更に進めたデザインであり、現行アクセラに比較するとデザインの完成度は飛躍的に高まっているようで、現行ラインナップのデザインの完成度、一貫性を高めるブランドリーダー的にも見える。
このラインナップの構成上、アクセラがアテンザに先んじてFMCしたのも何となく理解できるような気もする。新しいマツダ『3』のセダンは、現行アテンザの完成度を高めたようなデザインであり、アテンザを検討する顧客の一部を受け持つ役割も担っているような印象だ。
新しいマツダ『3』、アクセラの現車を早く見てみたいのと、このセダンの形を見ると、次期アテンザがどんな形になるか、今から非常に楽しみである。
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