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2019年1月 7日 (月)

程良い筋肉量

筋肉を付ける、鍛えようによってはバリバリ、ムキムキに付くのも事実。
ただ、超マッチョと言える程に付けるのは果たして健康面、運動能力面から見てプラスになるか?というと、必ずしもそうとも言えない。

先日の記事では、身体の不調を加齢と共に訴えるというのは、日常行動で受ける負荷と筋肉のバランスが崩れて、負荷過剰となったら腰や首の痛みに繋がるという理屈で、過剰負荷の原因の、中高年での肥満による皮下脂肪、贅肉が元凶という話を説いてみた。
ただ、足腰の弱った老人を見ると、皆が皆で、肥満体の丸っこい体型をしている訳でもない。非常に細いスリムな人でも、足腰が弱って動きが厳しい人も少なく無い。
脂肪が無くても動けない、、、筋力が弱っているのである。
最近の流行では、有酸素運動である自転車、ランニングが注目されており、そういった運動を嗜んでいる人の体型を見ると、超スリムな人も少なく無い。
ただ、低負荷長時間の有酸素運動では筋肉自体は付くモノではない。

筋肉っていうのは付きづらいのである。そして、筋肉が付かない状態で加齢すると、筋肉自体の発揮出来る筋力が小さくなってくると、贅肉が無くても、筋肉が在っても筋力が衰える訳である。そうなると、加齢と共に、身体の痛みを訴えかねない。

で、大事なのは、衰えた筋力を補うのに筋肉を増やすのが、身体の活力を保つのに効果的という話迄を記事にしたのである。

ただ、そんな筋肉は、無制限に付ければ良いのか?というと、それも違うように思う。

っていうのは、プロスポーツ選手でも筋肉を付けすぎて怪我に苛まれパフォーマンスを失ってきた人も少なく無い。また、実質的な能力主義の世界のアスリートでは、ゴリゴリマッチョって人は実は多く無いのである。となると、筋肉至上とは言え、付けるには限度があるようにも思えてくる。

個人的には、筋肉至上主義だったけど、最近は、そうも思わない事が多い。骨格のサイズに対応した程度だったり、筋トレによって発生する疲労が身体の回復を妨げない程度だったり、望む動作を行う際に邪魔にならない程度というのが理想のようにも思う今日この頃だ。

で、最近は、筋肉を付けるのは大賛成だが、付ける程度というのは、日常の筋トレ運動による疲労が身体に長期的に残らない程度に留めるとか、運動負荷が身体の故障を来さない程度に留めるとか、或いは、人工的な調整食材であるプロテイン等に頼らず自然食で得られる程度の増分に留めるとか、そう言う方が、究極的には長寿を実現する上で適切な筋肉を纏った身体を手に入れる事が出来るのでは?と考える事が多い。

自然主義、そして、長期に渡り持続可能な行動で留める、、、、これが大事のような気もする。

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