純正ウインカー
単車の純正ウインカーというと、国産車の場合は99%が樹脂製となっているようだ。アメリカンバイク、レトロバイクでは本体にメッキが掛けてある事が多いけど、ウインカー自体は樹脂製。
因みに樹脂製ウインカーが普及したのは1980年代初頭からだろう。70年代迄は、プレス成形されたスチールにクロムメッキとか、亜鉛ダイキャストにメッキというタイプが多かったけど、樹脂部品の普及に伴い金属製は殆ど消滅している。
ただ、不思議なモノで、樹脂+メッキというのと、金属+メッキでは見た目に差は無いように思えるけど、明らかに違うように見える。メッキの光沢というよりも、樹脂部品と金属部品に形状的な違いがあるのかもしれない。
二輪車のウインカーは、どんな色味が良いか?というと、今のところ、樹脂の地の色の黒色が良いのか?メッキ仕上げが良いのか?というと、単車の部品として考えると、一番の理想はアルミポリッシュ仕上げのような気がする。二輪車の小物部品の多くは、アルミポリッシュというのが少なくない。エンジンのカバー類を始めとして、各種ホルダー類の多くは、アルミポリッシュか、アルミにシルバー塗装というのが多いけど、アルミダイキャストというのが二輪車の小物には適しているように思う。
二輪車のウインカーも、ステップホルダーの類と同様に、個人的にはアルミダイキャストでポリッシュかシルバー塗装というのがベストだと思うのだが、二輪車のウインカーでアルミダイキャスト製の純正部品というのは、思った以上に少なかったりする。
思い付く範囲では、ヤマハのSRXの2型、SRV辺りに採用されていたタイプだけのような気がする。
自身のBTにも、これを使っているけど、標準のウインカー、ヤマハに多い樹脂製のウインカーは勿論、メッキ処理されたウインカーも微妙にミスマッチ感があるけど、アルミダイキャスト製のウインカーは、非常にしっくり来る。
ただ、流通数が少なく、ヤフオク等でも出品数は少ないので価格は高めだ。
なお、社外品ではアルミダイキャスト製のウインカーを見掛けるけど、ステー部形状が純正品と社外品は違う。防振性等を考慮すれば、純正構造の方が安心である。
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