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2019年2月12日 (火)

ジェネレーションギャップ

重量車の購入者平均年齢は、毎年一歳ずつ上昇し、2018年では50歳をオーバーして55歳に迫っている。因みに、30年前は購入者平均年齢は20代前半だから30歳以上若い。

今のライダーは、シニアデビューも居るかも知れないけど、多くはオートバイブームの頃に単車に乗っていた人。ずっと乗り続けている人、リターンライダーの区別から言えばリターンライダーが多いかもしれないが、少なくとも、今のシニアライダーは20年前、30年前を知っている。

それ故に、ライダーの世代によっては各カテゴリーのモデルに対しての印象は大きく違う。世間でいうオッサンライダー、シニアライダー程、過去のモデルをリアルタイムで知っている。最近はレトロブーム、ビンテージバイクブームと言えるかどうか知らないが、70年代、80年代のモデルの人気、知名度が高く、それらのモデルのレストアモデル、カスタムモデルをリアルタイムで知らない世代であっても触れる機会があるけど、人気を博した知名度の高いモデル以外については、殆ど知る事がないというのが現実だろう。知ったとしても、10年落ち、20年落ちの経年劣化したポンコツ中古を通しての認識に留まっている。そういう背景の違いで、ライダーも世代によって方向性も違えば、同じモデルであってもモデルに対しての印象は結構違っている。

基本、新しいモノ程、洗練されているのは間違い無いけど、贅沢かどうか?というと、それは時代背景、その時代の市場の規模に大きく影響されている。80年代の空前のオートバイブームでは、今の数倍の市場規模であり、そこに投入されるモデルは大きなコストを掛けて開発製造されていたのも事実。90年代に入ると市場の衰退が始まっていたが、90年代自体は、80年代の栄華を取り戻すべく、登場するモデルには更なる工夫が施されて登場していた。
しかし、21世紀以降は、90年代に取り組んだ様々な努力も市場を浮上させる事が出来ず、その市場に適応して利益を上げる事が出来るようなビジネスモデルへの転換が進んできたように思える。
21世紀に入ってからは、社会からの要請により、環境性能、安全性能を重視せざるを得ない状況であり、小さな市場の中で、そのような新たな宿題を抱えた上で価格を保つということで、そういう柵の中でモデルが生まれてきている様に感じられる。

ここ30年を見れば、走行性能にまつわるメカニズムというのは90年代に頂点を極め、或る意味、完成しているとも言える。バイクの本質的な魅力的な部分である性能という面に関して、90年代以降も正常進化してきたカテゴリーといえば、世界的に市場が存在し、市場を制するために性能が最重要視されるという、現代ならばリッタークラスのスーパースポーツモデルや、メガクルーザーといったカテゴリーだろう。
逆に、それ以外では、安全性能、環境性能を満たした上で、コストを抑えるという難しい課題を乗り越えて登場しているという印象が強い。

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