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2019年2月13日 (水)

シリコンラバーアシスト、フリーパワー

以前も記事にしたことがある。これはクランクとチェーンリングの間にシリコンラバーを介在させて、クランクを踏んだ時に、シリコンラバーを潰し、潰れたシリコンラバーを介してチェーンリングを駆動させるという構造。
これで、パワーアシストするというのが触れ込み。

最初に眼にした時と、メディアに取り上げられて話題になった後に見直した時の印象は少し変わっている。

クランクを踏んだ瞬間には動力はチェーンリングに伝わっていない。チョット遅れる訳だ。クランクを踏む最大の力の一部はシリコンラバーの変形に使われている。そして、クランクが垂直状態となってクランクに掛かるトルクが小さくなった時に、弾性エネルギーが蓄積されたシリコンが復元する際に開放される力でチェーンリングを回すというもの。

いってみれば、トルク変動を平滑化するための装置ということ。

これは、クロモリフレームのチェーンステー、シートステーがクランクを漕ぐ際に変形し、クランクトルクが小さく為った時にバックの復元がチェーンへの張力として寄与して駆動トルクを平滑にするのと基本的に同じ。

ただ、これがアシストになるかどうか?というと、ペダルとチェーンリングの間の介在が増える分、伝達率を考えれば確実に力はロスされているのが道理。
体感的には、力が抜けている時に押されている感じを受けるかも知れないけど、力を入れている時には、一部が蓄えられて残りで進んでいるだけなので、人によっては、その瞬間に踏んでも進まない感を感じる事も有り得る。

ということで、これは実用自転車で一定のタイミングでペダリングトルクのコントロールが出来ない人向け。スポーツサイクルでペダリングにおいて踏み方、踏むタイミングを理解している人には多分向かない。

アシストというのであれば、人力以外の動力源を利用して初めてアシストといえる。
方法に物理構造を使うか、電気を使うかは別として、出来るとしたら減速エネルギーの回生システム位だろう。ただ、この場合は長い上り坂等には対応出来ない。持続的にエネルギーを供給してアシストする、、、こうなってくると、やはり電動アシスト自転車の独壇場とも言える。

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