今こそ、マルチエンジン
今、単車といえばツインが多い。マルチエンジンといえば、重量車の特権的なエンジン型式である。これは、Z400FX以前の状況と似ている。
昔は400ccがツインとマルチの境界排気量だったけど、今は750ccが境界線だ。それ以上だとマルチが主流、それ以下だとツインが主流という感じ。
自身は昔も今もツイン、シングル派だけど、マルチも嫌いではない。
当時、マルチが嫌いだったのは、70年代の前垂れ風防付きのZ2辺りの暴走族車両、80年代のZ2テール、段付きシートのFX、CBXのボーヤン仕様が嫌いだったから。
あの、ふかして走るマルチエンジンの暴走族が嫌いだったのだ。
ただ、そんな暴走族が減っている今、マルチはどうか?っていうと、寧ろ好きだったりする。
ツインの安っぽい排気音に比較すると咆吼のような連続的な排気音。高回転での高周波のミュージックとも言える排気音はマルチならではの特徴。
マルチエンジンは極低速でトルク変動が少なく非常に扱いやすい。トルク絶対値はツインに劣るけど、回転の滑らかさはピカイチの扱いやすさを提供してくれる。
マルチの滑らかさ、ノンスナッチ領域でのスムーズさは街乗りで見直されても良い特徴である。600cc程度の排気量があればトルク不足も感じない。今こそ、、、マルチが復権しても良いような気がする。
個人的にはマルチでも4気筒なら125ccとか、750cc以上なら6気筒とか、そういうのを望むところ。
最近のカウル付きスポーツバイク、どれもツイン、180°クランク、同じ音しかしない。不揃いでトルクが無さそうな音、、、、個人的には180°クランクパラツインが一番嫌いかもしれない。散々乗ってきて、あまり良い印象が無い。パラツインなら個人的には360°クランクだな。それ以外ならVツイン。それ以外のツインは、、、、苦手かも知れない。
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