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2019年3月25日 (月)

新世代軸受の供給責任

新しいジャケットデザイン軸受システムは、昔の耐食耐摩耗セラミックス軸受の進化形態だ。セラミック軸受に破損事故が多発して、その解決法を模索するために開発を進め、セラミックス軸受に、複合材料スリーブを組み合わせる事で事故発生を食い止めた。そこで生まれた軸受システムは、2003年頃陸上ポンプメーカーから先行待機ポンプ用軸受としても普及している。このシステムは、事故が多発したタンカーにも適用され事故は解消した。

その後の開発では、社内事情等もあり新軸受の開発は中断したが、個人的に起業した後に新しい軸受システムの開発を継続し、2008年に特許申請後2017年に特許取得に至っている。

その後、新しい軸受システムの評価を複数の陸上ポンプメーカーにて受けた後、今では何台かの出荷実績を持っている。

ただ、このシステムは軸受メーカー経由でエンドユーザーに提供されているが、軸受メーカーに供給するのは、我々が起業した特許を取得した会社である。ただ、エンドユーザーは非常に大きな組織であり、製品を非常に長期に渡って使用するもの。そう考えると、このシステムを安定的且つ高品質に提供出来る体制を整えるべきである。

その為には、今の供給体制を見直す必要がある。高い品質を維持していくためには、相当量の出荷数量が必要であり、今の体制では製造に携わるサプライヤー側の利益状況を考えると事業を永遠に継続するのは厳しいかも知れない。その為には、このシステムを相当量出荷するための営業活動が必須である。現在、セラミック軸受の開発時代からのパートナーである工業用品メーカーに営業窓口を委託した状態だけど、そこでの営業活動に自身が積極的に関与しユーザーを増やす事が必要。更に、設計ノウハウ等を伝授して自分が居なくなっても製品が社会に残る体制を作る事が大事である。出荷数量を増やし、設計ノウハウを伝授するためには数年を要するかもしれないが、それによって製造に携わるサプライヤーの取捨選択、製品品質の向上を図り、新たな体制で高品質な製品を安価かつ大量に適切な納期で提供出来る体制を作る必要がある。

自身の労働者人生は残り数年だけど、数年の内に、営業活動を行って出荷数量を増やす体制を行いたい。どういう立場がベストか検討中だが、その立場において特許技術の運営ノウハウを伝授し、その間にサプライヤー側のメリットを確保しつつ、体制を整えて次代に引き渡したい。

今年は、その準備にしっかり手間を掛けて、来年以降は、新しい体制で事業を今より一段階先に進め本格的な起業化を図りたい。

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