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2019年3月28日 (木)

安定性重視

PCの性能は15年前を境に、どんなスペックでも通常使用では問題無いレベルとなっているように思う。2003年頃は、通常操作でもストレス無くつかうならハイエンドよりのスペックが必要だったけど、今は普及価格帯の廉価製品でも問題無く使える。

そういう時代に敢えて自作でパーツを選ぶ場合、PCに何を求めるか?というと、それは自作ブームが起こった90年代とは全く異なっている。
90年代半ば、Windows95~98の時代では、同じ価格ならば高性能なPCをというのがトレンドだったけど、それから20年以上経過した現在では、少なくとも自分は異なる選択だ。

PentiumIIIのCoppermine登場前後の時期がハイパフォーマンス志向PCを組み立てるトレンドがピークだったような気もする。そこで選んだのがサーバー系マザーで組むという事。これは当時ハイスペックなCPUが選べるというのも大きな理由だけど、システム自体の信頼性が極めて高いというのが理由。ストレージもATA33/66ではなくUltraWideのSCSIが選べ、これはディスクトラブルは15年以上皆無というもの。

ただ、この時期に組んだPCのトラブルは?といえば、消費電力の大きな機器増設による電源劣化による問題だったり、PC内部に溜まるホコリによる暴走、故障、特にグラボの故障が少なく無かった。実際、上記の10年後に組んだP6Tでは、10年の運用で電源を二度交換、グラボも二度交換している。

そして、現在は?といえば、安定性重視ということで、マザーはサーバー、ワークステーション系のマザーながら、搭載出来るCPUは、その底辺レベルでTDPが高くないモノ。また、それ系のマザーでは、必要なデバイスは殆どがオンボードなので、加えるのはグラボ程度。そして、グラボもゲーマーとかで無い限りは、底辺クラスで十分。発熱を抑え、ホコリ等によるトラブルを回避するならば、低TDPでファンレスのモデルが理想という事になる。
最近構成したモデルはX79が二台だけど、CPUは対応で底辺な4820Kだったり3930Kというもの。そしてグラボはGF-GT1030だったりGF-GT710といモデル。GDDR5でVRAM2GBのモデルながら両方ともファンレス。TDPは前者が30W、後者が20Wというもの。CPUのワットパフォーマンスの優れる4820KがGF-GT1030を、CPU世代が古く発熱が多い3830KがGF-GT710を選んでいる。バスに他の機器は指していない。ドライブは何れも2台、DVD等は1台という最小構成である。

ハイエンドマザーといえばハイスペックCPUで爆速志向が普通かも知れないが、ハイエンドマザーの余裕ある作りに、抑えめのCPU、それから発熱最小レベルの0dbなファンレスグラボ、、、、こういうのがサブ機のスペックとして自分的には好み。志向は耐久性と安定性である。因みに、一昔前はストレージにSCSIとかRaidを組むとかもアリかもしれないけど、今なら定期的にというか異常症状が出たら、直ぐにHDDクローンをスタンドで作るというので良いような、そんな気がする。システムを最小構成で定期的にクローンを作るのが一番シンプルで良いという風に思う。

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