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2019年6月15日 (土)

ゴジラの有るべき姿は?

ハリウッドゴジラ最新作、映像的な迫力はさすがのCGだけど、ストーリーはかなり厳しいというのが個人的感想。
まさか、最後にラドンとかが、悪代官の如き、『へへ~ぇ』とひれ伏すのは有り得ない。

で、何故にこんなゴジラが大金を掛けて生まれたのか?を調べるためにオリジナルゴジラを最初から見てみた。

ゴジラの原点は初代ゴジラだけど、ゴジラ人気を確実なモノにしたのは、『ゴジラの逆襲』以降のシリーズ。第二作以降は、対決モノとなる。特に、四作目の『モスラ対ゴジラ』迄は、ゴジラは悪役だったはずだけど、以降の作品はゴジラが正義の味方、ウルトラマン的になっている。ゴジラが正義の味方になって以降、キングギドラ、メカゴジラといった人気キャラクターが登場している。ゴジラが正義の味方になるのは、これが勧善懲悪の子供向け映画になったということ。その後、何度かゴジラは本来の悪役になったり、色々と立ち位置を変えてきた。

そういうゴジラシリーズのゴジラの立ち位置をしっかり受け継いでいるのが最新のゴジラだ。

また、ゴジラには色んな対決怪獣が登場しているけど、ゴジラのような存在意義が感じられる怪獣も実はかなり少ないのが現実。
対決怪獣の多くは、ウルトラマンシリーズで毎回登場しては退治される敵の宇宙人、怪獣的存在。

やはり、ゴジラ映画というと、ゴジラにしろ他の登場怪獣にしろ、現実の危機を具現化した映像としての存在と関連付け出来るような存在にしないとダメだろう。ゴジラ映画は色々あるけど、初代ゴジラを越える映画は登場していないというのが正直な感想。

登場怪獣としては、ヘドラ、ビオランテくらいは、そういう存在として見られるけど、正直、他の怪獣に存在価値は無いような気がする。キングギドラは人気かもしれないけど、あの存在が、ゴジラを勧善懲悪子供向け映画でのヒーローに仕立てた張本人とも言える。メカゴジラも然りである。宇宙怪獣だとか、宇宙人が作ったロボット怪獣だとか、正直、今見ると生い立ちが厳しすぎる。現実の危機を映像化したヘドラ、ビオランテ以外で、まぁ、他の映画としてみればモスラ(原水爆実験海域に存在する島由来)くらいは理解出来なくもないけど、なかなか他の怪獣は厳しい。

やはり、ゴジラ映画で個人的にじっくり見られるのは、初代ゴジラ、ヘドラ対ゴジラ、ゴジラVSビオランテがベスト。次いで、84ゴジラ、シンゴジラ、モスラ対ゴジラくらいだなぁ、、、、

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