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2019年6月12日 (水)

時代と完成度

SVは1999年式、BTは2005年式、何れも古い。SVは20年落ち、BTも14年落ちだけど、古さは感じない。セル一発で確実に始動する。機関の異音も無い。ドライバビリティも非常に良好。スイッチ類の操作性も近代的にさえ感じる。勿論、今時のバイクに較べると、装備類にアナログ感が多く残っているのも確かだけど、使っている時の機械に対する信頼感、安心感は高い。
この信用出来る感覚というのは維持していく上で重要なフィール。

両車とも基本ノーマルだけど、その装備類の能力に対して不安は全くない。SVなら象徴的な廉価装備のピンスライド式のキャリパーだけど、対向ピストンキャリパーに変えたいという気もない。制動力に不満は全くないからだ。SVユーザーから多く不満を聞く前後サスペンションにしても、普通に走る分に、不満を感じる事があるか?と言えば、全く不満無しである。フロントサス、リアサス、何れも不満無し。

BTはSVより更に新しいバイクだけど、こうなってくると装備等に不満が有る筈も無い。

単車に限らず、四輪でもそうだけど、1990年代後半以降、日本の車、バイクというのは完成度が飛躍的に高まっているような印象。四輪でもJB31シエラ、TD51Wノマド辺りでは時代を感じる事もあったけど、RB21Sエリオ以降は、それほど古さを感じない。身近なところでは実家にあるトルネオSi-Rがあるけど、あれも古くは感じない。

ところが、単車なら1987年製のガンマ、1982年製のCXは古さを感じるし、過去に乗ってきた車も上述のようにベースデビューが80年代のシエラ、ジムニーターボ、エスクード辺りはやはり時代を感じる。

1990年代というのが、単車、四輪の機械としての進化が、完成の域に達した頃なのかもしれない。

自分の所有車に限らず、1990年代以降にデビューしたモデルは、今どれを見ても、そんなに古さを感じない。

古さというのは、結局は不安感。それが無いというのは、機械に信頼感が備わっているということ。そんな印象だ。

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