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2019年7月19日 (金)

雨の通り道

最近の梅雨から夏の終わりの雨の振り方、とっても極端。土砂災害が色んな所で発生している。
広島の団地の殆どが警戒区域に入っている。

しかし、激しい雨が降る地域は、ほぼ決まっているような感じ。

広島なら三角州の西側斜面での降水が極端。廿日市、五日市、西区、沼田、祇園辺りが非道い。三角州の先端部で東西の山が迫っているエリアでは三角州を作る太田川の東岸側でも酷い。戸坂、口田、高陽界隈だ。

他には、西に逸れた湿暖流を迎え入れるような地形となっている国道二号線の瀬野川沿いは南北両岸で雨を集める。府中、矢野、海田、瀬野、熊野

一方で、三角州が広いエリア、旧市内エリアの三角州の東部から東岸域、具体的には比治山、黄金山、広島駅エリアは降水量が極端な状態にはなりにくい傾向があるようだ。

また、土砂災害の発生は、以前も紹介したように海抜高度で300mを超える山がそびえるエリアに集中している。山が高いほど大量の雨が沢に集中しやすいので、これは仕方ない。

前述の災害が多発する地域の山は海抜高度で300m以上、500mクラスの山が非常に多い。
逆に、100m程度の山の場合は、雨雲がスルーして雨が集中し辛い傾向がある。

これは地質的にも傾向がある。広島の場合、山が高いエリアの花崗岩は風化が進んで脆い一方で、山が低いエリアの花崗岩は風化が進まず地盤が固すぎる傾向がある。

そう言えば、一部で話題の二葉山トンネル、地盤が想定以上に固すぎて、シールドマシンの進むスピードは予定の1/5だとか、、、その分、工期が伸びる。通常のスピードで掘るとマシンがクラッシュ、、、そういうことも読めずに工事をするのも不思議な話。

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