初動トルク
CX、BTに乗っていて感じるのは、アイドリング領域から簡単にクラッチミートしたあと、その状態からのアクセルオープンした時のトルクの立ち上がりの強烈さ。
SVもソコソコだけど、アイドリングでの半クラもそこそこからのミート、その後のフルオープンでは付いてこない。或る程度の回転数、2500rpmくらいからのクラッチミートでこそ力強さがあるけど、CXとかBTは1500rpm領域から明確なトルクがある。
ガンマでは4500rpm程度でないと力感は出てこない。
また、S/Cプロボックスも強力。信号待ちからアイドリング状態で軽くクラッチミートしたらするする走り出す。そこで、アクセルを感覚的には1cm程度踏み込むと、ガツンとトルクが掛かって加速する。ウエット路面だとホイールスピンを発生する程。
このアイドリング領域の極低速における初っ端のトルク、これは日常使いの扱いやすさに極めて影響度が高い。
アイドリング中に軽くアクセルを握る。アクセルの上に足を載せる。決して回したり、踏み込んだりするのではない。一瞬、スロットルを小さく開けるだけだけど、それだけでタコメーターの針が弾けるように、踊るように吹け上がる。エンジンの発する音も低温の効いた迫力ある音だ。イメージとしては太鼓を叩くかのようにエンジンが弾ける様に回転を上げようとする。これこそが極低速域重視のエンジンのアイドリング領域におけるレスポンスである。上に行くほど、スロットル操作の応答性は緩慢になっていくけど、アイドリング近辺於ける応答性は素晴らしい。実用域として、アイドリング回転数の三倍以下の回転数で特に強さを感じる。CXでは4500rpm以下、BTでは3000rpm以下、プロボックスでは2400rpm以下だ。この低回転域の強さは日常の使い勝手を飛躍的に高めている。
いずれもトップギアでアイドリング回転数の1.5倍が常用回転数。CXなら2300rpm、BTなら1500rpm、プロボックスでは1200rpm、この回転域でトップホールドで普通に走る。加速も十分である。
これだけ力が強いと、アイドリング×ローなら半クラ不要で普通に走る。とっても便利である。
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