リアフェンダーの取付
自転車のリアフェンダー、取付が重要。フロントフェンダーでは問題は生じにくいけど、リアフェンダーは工夫が必要だ。
一般にリアフェンダーの固定は、BB裏のチェーンステーブリッジ部、リアブレーキキャリパーピポットのシートステーブリッジ部、フェンダー後端のステー部の三箇所で固定する。
そこそこの強度をもつフェンダーならこれでOKだ。
その強度を左右するのがシートステーブリッジ部の固定方法だ。
この部分がガッチリ固定してあれば、上記三点の固定で問題が発生する事は稀。
しかし、シートステーブリッジ部の固定が汎用の釣り金具でフェンダーをぶら下げるだけの場合、フェンダーの締結が甘く発生する振動を抑える事が出来ない。元々、フェンダー後端のステーで固定する部分もフェンダー位置を路面振動によるブレを抑えて固定するには役不足。
そうなると、フェンダーはシートステーブリッジ部を固定点にして、走行振動で大きく揺れ動く事になる。
そうすると、シートステーブリッジ部においてフェンダーが割れたりする。
過去にBSロードフレームに本所工研のテスタッチフェンダーを装着していたとき、走行振動で出先でフェンダーが破断した事がある。
また、2004年式のブリヂストン電アシであるアシスタのポリカーボネート製リアフェンダーも長期仕様の結果、シートステー部でフェンダーが割れて走りながら派手な振動音が発生するようになった事もある。
リアフェンダーはフロントに較べて長い。長いフェンダーを振動させずにしっかり固定するには、固定金具を頑丈にするか、固定ポイントを通常の三点からプラスして四点で固定するといった工夫が必要である。
やBICECOではリアフェンダーの固定は四点にして全く振れなくなった。リアフェンダーの四点固定、お奨めである。
ただ、四点固定でもダメなフェンダーもある。昔の板状のボードフェンダー、あれはフェンダー自体の剛性不足。重量もあるので局部に大きな負担が掛かるので破断しやすいようだ。
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