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2019年11月15日 (金)

DAHONの451化は、、、

数年前に流行したのがDAHONのホイールサイズの451化。行った人は、安定性が増したとか、そういうインプレが多かったけど、個人的には良く判らない。あえて言えば、若干、乗り心地が改善したか?という程度。

確かにホイール径を拡大すると車体の安定性が増す、、、それは確かだ。
しかし、ホイール直径が406から451に大きくなる。車軸位置だけを比較すれば約15mm高くなる。これって、BB位置が同じく15mm高くなる事を意味する。

つまり、BBハイトが変わるのだ。このBBハイト、十数ミリを変更するのもビルダーの腕の見せ所と言われる項目。この部分は車高アップで一気に15mmもアップさせるのがホイールサイズの451化である。

そして、BBハイトというのは、駆動した時の車体の揺れに大きく影響する。BBハイトが高いと車体の揺れが大きくなる。逆に、BBハイトは低くすれば大きな駆動力を掛けても車体が安定するのだ。
つまり、451化では重心が高くなり、ペダリングを行うと車体が振れやすくなるのである。ホイールからくる安定性は高くなるけど、実際にペダルを漕ぐという行為を行う上では車体が不安定になっている。特に重心も高くなっているので、その車体の振れは増幅されやすくなっているのである。

果たして、451化というのは車体が安定するのだろうか?

以前、西DAHONでダンシングした時は車体が大揺れになって吹っ飛びそうになった事がある。しかし、元から451の改造車、オ・モイヨでは、ダンシングしても、そんな経験は一度もない。これって、BBハイトが高くなった事による不安定さが露呈した現象、、、、そう考えられなくもない。

DAHONの451化、流行ったけど実際に定着したか?といえば、案外そうでもない。

DAHON、、、もしかしたら406の方が良いのかも知れない。

因みに、DAHON純正のSPEEDのFalcoは、ホイールサイズが451化しているけど、それに併せてBBハイトも見直されている。

今の時代、451化するくらいなら、最初からSPEEDのFalcoをチョイスした方が賢いだろう。

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