監視社会
ハロウィンで軽トラをひっくり返した犯人、防犯カメラのデータを処理して犯行現場から100km以上離れた犯人の自宅を特定。カメラの映像からデータ処理して条件に合致した人物を抽出出来るという。
昔ならキャラクターデータを検索するというのを、画像データから特徴でサーチ出来るという。人物の動作であったり、体型、服装、恐らくは歩き方、利き手等々といった小さな特徴も指定出来て、合致するデータを自動的に検索出来るもの。
30年前はキャラクターデータ以外をキャラクターデータに置き換えるOCRというモノでさえ精度に苦労していたけど、今は画像データから判断出来る。まぁ、一重に、画像データのデータ解像度の飛躍的な向上と、その莫大に増大したデータを瞬時に処理出来る演算能力の向上の賜物だろう。プログラム的に行っている作業自体は、それ程の変化は無いだろうけど、処理するデータ情報が増大し、それを処理する速度が向上した事が寄与しているのだろう。
今は、カメラ等のデータ全てがリンクされている訳ではないので、データ自体は人の脚で集めるという行為も残っているだろうけど、そんな遠くない将来、ネット接続可能なハードで収集されたデータ自体は必要に応じて簡単に利用出来るようになっていく。
こういうのは正に監視社会である。一寸した事も簡単に特定される訳だ。
犯罪の抑止力として非常に大きな効果を発揮するだけならば良いが、こういうデータから個人の分類が為され、その分類化された情報で行動が誘導されたり、分別の上に行動形態が常時監視されたりするような世の中に進むとすれば、安全かもしれないが、何か強い違和感を感じるもの。
時代的には、もう少し緩い時代の方が個人的には好みかもしれない。
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