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2019年11月22日 (金)

空の大怪獣ラドン

これは昭和31年の東宝特撮映画である。ラドンといえば、ゴジラ、モスラの陰に隠れがちなキャラだけど、この特撮映画はなかなかの迫力、リアル感がある。
この特撮映画、現代のCGを多様した作品と違い、基本はミニチュアセットを使った撮影だ。
チョイ前は、ミニチュア作品と現代のCGを比較すれば圧倒的に現代のCGがリアル感が上回ると思っていたけど、不思議なモノである。実際に干渉すると、現代のCGよりも昭和31年、1956年の作品、つまり今より60年以上前のミニチュア作品の方がリアリティが上回っているような気さえする。

ミニチュア作品では明らかにミニチュアというのは判るのだけど、モノの破壊の状況、炎、風がモノを壊す時の質量感という部分では、CGよりもミニチュアの方が上回っているというのが直感的な感想である。

ミニチュア作品もテレビ特撮シリーズと映画では全く異なるけど、少なくとも、このラドンについて言えば、正直、シンゴジラよりも迫力があるような印象である。

山が崩れるシーン、鉄橋が風で落ちていくシーン、福岡の街中の建物が焼き尽くされるシーン、地面が割れて土砂が崩れ落ちるシーン、溶岩が流れ出していくシーン、、、、これらの迫力はCGを上回っている印象。溶岩の流れるシーンは、溶かした鉄を使って撮影したというから驚きである。街中の建物は1/25スケールで丹念に作ったモノ。非常に丁寧な仕事なんだろうと思われる。燃えたり、なぎ倒されたりするシーンは本物さながらである。

この手の作品、やっぱりCGよりもミニチュア、、、その方が良いような気がする。

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