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2019年11月22日 (金)

ロッシ

NSR500時代に登場したロッシは若き新星という感じで、個人的にも非常に好きなライダーの一人だった。
しかし、GPが進んでいく中でのロッシとビアッジの争いを見ると、正直、速さは正義、正論、或いは何やっても良い的な勝ち気が見えたようで、正直、素直に応援しようという気持が少なくなっていたように思う。この歳のGPでは、寧ろバロスとか、そういうライダーを応援していたのを覚えている。
勿論、ビアッジ自体、前年のドゥーハンとの戦いから、そんなに好きなライダーでは無かったけど、ロッシとビアッジではやられたから、やり返すを度の過ぎた行為で行うのは少し違うのでは?という印象を持っていた。
ロッシはビアッジの後、同じRC211Vを得て接近戦を繰り返すようになったジベルナウと不仲、タイトル争いで常軌を逸したとも言えるストーナーとの争い、、、兎に角、確執ばかりである。

ロッシというライダーは敵を見付け叩き潰し王朝を築き上げる、、、そんな印象が固まったのは仕方ない。

今の王者といえば、マルケスだけど、マルケスとも2015年のマレーシアGPで険悪な関係に、、、、マルケスを蹴ったという裁定を受けたロッシ、そのペナルティポイントで最終戦は最後尾スタート、そこで優勝したのはロッシの同僚ロレンソだけど、ロレンソにアタックしなかったマルケスを非難、、、この歳を最後にロッシはチャンピオン争いには絡めないでいる。

ロッシは確かに偉大なライダーだけど、その時代におけるライバルとの対決の構図を作り、打ちのめす事で地位を保ってきたけど、マルケス以降、その神通力が通用しなくなっているようだ。ロッシというのはビアッジ時代迄勝てないヤマハを勝てる存在に変えた偉大なライダーである。それ故に、ヤマハとロッシの関係は、ロッシのパートナーとなる若い才能とヤマハの関係とは異なるもの。この状態が続くというのは、もしかしたらヤマハにとって更に長い不遇の時間をもたらすかも知れないが、果たしてどうなるだろうか?

過去の圧倒的な王者といえば、ロバーツとか、ドゥーハンを思い浮かべるけど、その時代に於ける若き才能とのバトル、例えば、ロバーツ、ドゥーハンといったライダーではライバル関係はあっても確執関係と迄は見えなかったもの。
この先、ロッシはどのような道を歩んでいくのだろうか?

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