マットカラー
最近、四輪の高級スポーツカーとか、二輪のスポーツモデルでも見られる塗色。
マットカラー、、、、所謂、つや消しである。
これ、新しいようで、振り返ってみると、決して新しいカラーリングではない。
遠い昔、、、、昭和40年代後半から50年代初頭のジュニアスポーツ車、少年用自転車の定番カラーである。
当時、ブリヂストンならヤングウェイシリーズ。この後継がヤングウェイGUN、チョット大人びた上級車がスプリンター、その後、スーパーカーブーム到来で、ヤングウェイ・モンテカルロといった車種がラインナップされていたけど、この売れ筋定番カラーと言えば、マットブラック、つや消しの黒だ。
今時の少年自転車といえば、結構、大人のクロスバイク、MTBっぽいのが多いけど、当時のマットブラックのジュニアスポーツ車は色んなメカニズムが花盛りだった気がする。
BS以外が油圧ディスク、BSではダイネックスブレーキ、ヘッドライトはリトラクタブル、ペダルを漕がなくても変速出来るFFシステム、シフトインデックスの先駆け、シンクロメモリー、、、、色んなメカニズムがあった。
思えば、車体がつや消しのマットブラック、装備はギラギラ、、、このコントラストが良かったのかも知れない。
ヤングウェイもモンテカルロ以降はグリーンメタリックのカラーも選べたけど、何故か人気はマットブラックだったしなぁ、、、。
今は、そんなヤングウェイシリーズのようなジュニアスポーツ車は存在しない。今は?というと、、、、アルベルトのような通学自転車が多い。ただ、そんな中、すこし昔のジュニアスポーツ車の雰囲気があるのが、電アシだけど、ヴェロスターだ。これ、一見、スポーツサイクルっぽいフレームだけど、よく見ると、後はローラーブレーキ、カゴ、泥よけ装備でシックだけどジュニアスポーツっぽい雰囲気がある。
このヴェロスター、見た目の背伸びした大人向けスポーツ車っぽい雰囲気と、使っているパーツのグレードが、昔のジュニアスポーツ世代には刺さる。
因みに、ヴェロスターのカラーリングにマットカラーは無いけど、これにマットブラックを追加して、2灯式ヘッドライトでも装着すれば、現代のジュニアスポーツ車が完成するような気がする。
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