二輪と四輪は共存可能か?
基本、同じ車線を走らせるのは無理なような気がする。
二輪から見た風景と、四輪から見た風景、これは全然違う。
二輪から見た風景は、目線が高い。そして、視界が開けている。それ故に、自身の目線からの距離感を正確に把握することが出来る。
これは何を意味するか?というと、前に対して接近しがちな運転となる。
四輪は?というと、前方に二輪が居ても二輪の視界に締める面積が小さい。二輪の前方の風景が見えてしまう。四輪からの車間測定は、二輪に対してではなく、二輪の前の物体に対してとなる。結果、四輪から見ると、二輪は目の前を彷徨く蠅のような存在。邪魔な存在に見える。結果、二輪に対して接近しがちな運転となる。
お互いが、相手に対して車間を詰め気味になる。
後方視界についての特徴は、四輪からの目線は、目線が低い。そして視界が限定されていて下方視界が無い。基本的に、遠くを見ることになるけど、四輪の背後に二輪が付くとどう見えるか?元々、二輪は四輪に対して接近し気味に走行しているが、四輪は二輪の接近で高い位置に配置されたヘッドライトで更に強い圧迫感を受ける。
これは、四輪から見ると、二輪の近すぎに強い嫌悪感を覚える事になる。
こういう関係である。更に、渋滞路で反対車線を豪快に進む二輪が対向車が来ると突然四輪の前に割り込んでくる。ノロノロ運転路においてジグザクで縫うような、すり抜け運転の二輪も少なくない。四輪から見ると鬱陶しく嫌な存在だろう。
これは、二輪と四輪が相容れない存在の温床とも言える。
正直、同じ交通空間に生存するというのは無理なように思える。
| 固定リンク
« NGな中古パーツ | トップページ | 安定 »
コメント