安定
単車で走る時、車体が安定するのは、しっかりとアクセルを開けた時。アクセルを開けると安定が生み出される。アクセルを開けた時に取り出されるのは何か?というと、馬力ではない。トルクである。安定はトルクによって生み出される車体姿勢の変化を得た時。つまり、加速度を得た時である。アクセルを開け続けている時というのは、思った程の安定は得られていない。
安定とは、姿勢の変化を生み出す力によって生み出されている。
常日頃、単車に乗っていて単車が安定しているのは、アクセルを開けた瞬間。その時が最も安定している。
逆に、不安定というのは、トラクションが抜けた時。不安定というのは状態を変化させるのに最大限有効。姿勢変化というのは不安定状態を作り出すこと。ただ、不安定状態を継続すると破綻に陥るのは明白。不安定状態を一瞬で終えて、即座に安定させることが鍵である。
不安定状態で状態変化を生みだし、求める状態に到達すれば、車体を即座に安定させる。これが大事。
不安定と安定を繰り返し、状態を変化させて安定して走る事が出来る。
ダラダラ運転というのは永遠に不安定ということ。不安定が一瞬あっても、それを取り戻す安定操作を入れることが一番安定するということである。
| 固定リンク
コメント