前乗り、後乗り
フレームオーダーに併せて使うパーツの再検討中。
これまでは、ピストバイク+DHバーという極端な構成を愛用していた。これは、目一杯立ったシート角、深い前傾姿勢というもの。
それがフレームオーダーでは、ヒルクライム中心のロードバイクで快適性を求める方向。
そもそもヒルクライムではシート角はフラット路面より寝る前提。一般には寝たシート角分を補正するために前に乗るという対応があるけど、寝たシート角、手前上方にシフトしたハンドル位置に合わせたペダリングも当然アリ。
そのヒルクライムポジションで気が付いたのは、アップライトで後乗りも悪くないということ。
そこで、前乗りと後乗りで、使っている筋肉であるとか、筋肉の動かし方にどんな違いがあるか?を再検証したのが、過去遡ること3年である。
この3年で遅ればせながら気付いたのは、前乗りでの短時間のダッシュの際には無意識にペダリングすると大腿の表側の筋肉+脹ら脛の筋肉で高ケイデンスでペダリングするような乗り方。
一方で、後乗りでの無意識ペダリングでは、大腿の内側から裏側の筋肉+腸腰筋で低ケイデンスでのペダリング。
勿論、前乗りでも長時間の連続走行では、後乗りと同じ筋肉の使い方は可能だけど、同じ部位の筋肉の使いやすさという意味では、ジオメトリー的には前乗り用の深い前傾姿勢よりも、ヒルクライム時に於けるような寝たシート角+アップライトな姿勢の方が快適性が高い。
ということで、瞬発性を求めないのであれば、アップライトで楽な姿勢で比較的大きな筋肉をゆったり回す方が長時間ペースを維持出来るのでは?と言うことに気付いたところである。
どっちが優れるか?ではなく、同じ機材であっても二通りの使い方が出来るということだけど、機材の適性度として、どっちよりを標準にするか?というのが重要なのである。
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