ダイキャスト製シートカウルキャリア
BT1100のシートカウル部はダイキャスト製。パッセンジャー用グリップが一体成形されている。そしてトップ面がキャリアを兼ねてフラット。ただ、キャリアとして使うには明らかに小さい。形状的には丸っこい形であり、荷掛けバンド、ロープを安定して掛けるのは困難な形状。
しかし、、、、これはダイキャスト製である。
このダイキャスト製であるというのは考えてみれば大きなメリットのような気もする。
先述の記事でシートバッグを使う事にしたけど、SV、CXでは何とか装着可能っぽいけどBTは難しい。
ところが、このシートカウルキャリアがダイキャスト製というのがポイント。
これ、Iボルトを固定するように穴開け加工する事自体、難しくない。目立たない位置に荷掛けフック的なモノを装着する事が可能だ。汎用の荷掛けフックボルトを装着するのも悪くない。単車用の荷掛けナットも選べる。荷掛けDリングも選べる。これらは基本ボルト留めだ。
普通の単車でシートカウルといえばABSが殆どだから荷掛けボルト、フックの装着位置は相当に限定されるけど、BTの場合、アルミダイキャスト製である。どこにでも装着可能。
これ、大いなるメリット。タンデム時にタンデムライダーの脚の邪魔にならない箇所を選んで四箇所に装着する事が出来れば、前述のシートバッグがガッチリ装着できそうだ。
これ系のパーツにはナンバープレート取付ボルトを利用したカーゴフック等もあるけど、ナンバープレート取付フレーム自体がABS樹脂だから信用ならない。荷物を固定するなら、ベースは基本はフレームダイレクトがベスト。昔のバイクはシートレール下側、タンデムバー部に荷掛けフックがあって頑丈に取り付ける事が出来たけど、最近のバイクは純正装着されていなければ工夫が必要。ただ、フレーム部で荷重を受けるのは簡単でない。
その点、BTではシートカウルキャリアがダイキャスト製でフレームとガッチリ固定されているので、このダイキャスト部を加工すれば完璧である。
幸い、カウルキャリアを一つストックしているので心おきなく加工出来る。色は現状シルバーだけど、アルミホイール塗装用のブラックメタリックで仕上げたい。イイ感じになりそうだ。
因みに、荷掛けナットの場合は二輪用品を利用するけど、後付けDリングならホームセンターで適当に見繕う方が安上がりっぽい。しっかり固定するという意味ではM6以下のネジで固定するよりM8以上で固定する方が良さそう。
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