ヒルクライム、楽しい、、、
自転車のヒルクライム、楽しすぎる。
登坂といえば、大きなトルクが必須だからクランク長めで漕ぐ、、、つい最近迄、そう思いこんでいた。
しかし、実際に毎晩12.5%の勾配を獲得標高1000mを毎日走り込んでいくと、そんな事は幻想ということに気付いたのが4年前。当時、ヒルクライムになると自転車が後傾するのでペダルを真っ直ぐ踏み下ろすのにサドルの先端に座って前屈みで真っ直ぐペダルを踏み下ろせ!的な話を真に受けていたけど、そんな事したら長持ちしない。
で、開眼したのが、後傾した車体、実質シート角な寝た状態なら、それを受け入れたペダリングの方が良くない?と気付いた事。これでクランクフォワードバイクで高トルクを生み出すにはどうしたら良い?に発想を変えて試行錯誤を繰り返し、結果的にアップライトなハンドルポジション、後座りで蹴り出すペダリングが有効という結論に到達。そのペダリングには足裏で後ろ側が荷重ポイントなるような漕ぎ方が必須ということにも気付く。具体的には筋トレレッグプレスと同じ。そのために、クランク長を短くしてトライ。
これが、AnotherWorld記事に記載した事。
更に、昨年は前立腺癌の疑いということで、サドルに座れない時期を過ごしたけど、そこで永遠にダンシングしてヒルクライムするには何が必要?とトライをして気付いたのが、斜度に応じて自重ペダリングで適切なケイデンスを維持するためのギア比を準備する事の重要性。これで、クランクセットの歯数をワイド化、カセットスプロケットの歯数を超クロウス化してみると、体重による自重ペダリングが楽に行える事に気付く。そして、ダンシングによる疲労は下死点での体重の左右入れ換え時の上体の負担ということに気付く。この負担を小さくするには、リズミカルな体重の入れ換えが大事。ギア比が特に重要なのである。なお上下に動く身体の変移量を小さくすると疲労が少ない事も体感できたので、こちらも通常170~172.5mmのクランクを160~165mmに交換して対応。
この二つのペダリング方法、シッティング+ダンシングを上手い具合に行えるフレームを1年掛けて作って完成したのが昨年末。これでヒルクライムすると、速度を失わず乗り方を変えながら延々とヒルクライム出来る。
これ、楽しすぎである。
まぁ、このコースをピストで毎週ヒルクライムしているので、相当の重たいギアでも上がれるけど、楽珍機材のロードでヒルクライムすると超楽。
取り敢えず言えるのは、ヒルクライムするなら、少し短めのクランク長をチョイスして、ロー側でクロウスしたカセットスプロケットがお奨め。
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