振り回す感
逆の言葉は腰が引けてる感。
昨日、単車に乗っていて感じた事。腰が引けているとハンドルが遠くに感じる。遠くに感じるっていうのは、身体の芯が逃げている状態だと陥りやすい。
二輪車は目線に従って付いてくる。目線が先行するのが大事。目線の先行というのは、その瞬間の状態が頭で感じられているのが大前提。つまり、頭は基本路面に対して垂直であるのが必須というか必然。そして目線は進行方向の向き。身体と車体を含め、進行方向を一番意識しているのが頭である。
頭が常に路面に対して垂直を保つ。これが鍵。その為には重たい頭をバランス良く支えている状態が必要。これは体幹で支えるのが大事。体幹で支えるには体幹の基本である骨盤。骨盤がしっかり立っているのが大事。立っているというよりも骨盤がしっかりタンクに当たっているのである。骨盤を前傾させタンクに当てた状態、これが車体を支配するコツだ。
例えば、一本橋で一分以上とかを実践したければ、意識的に骨盤をタンク後端に当てて背中を立てると一気に安定する。逆に、猫背で後座りになると一気にバランスが保てなくなる。
骨盤を立てて上体をバランスさせて頭を垂直に保つ。頭は進行方向を向かせる。身体の前傾度は骨盤は固定して背骨で調整する。そのスタイルがコーナーにおける肩入れ等にも効いてくる。因みに、骨盤を立てて恥骨をタンクに付けるから下肢が車体をグリップしやすくなる。骨盤が寝て後座りになると下肢はタンクから離れる。所謂、がに股乗りになる。一寸したバランスの変化で足が開いたりする。足が開くのは車体との一体感不足である。
大事なのは上体の自由度を最大限に保持し、頭で車体の向きを誘導させること。イメージ的には身体が車体を先行する感じ。骨盤寝かせた後乗りで猫背では絶対に出来ない事が多い。骨盤寝たら体幹で上体、頭が支えられない。グラグラになることが多い。
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